梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

私が・捨てた・女

2014-06-26 18:08:53 | 雑記

遠藤周作の小説である、随分昔に読んだが詳しい内容は忘れてしまった、「私を・捨てた・女」の方が自分には当てはまるかと言えばとてもそこまで気の利いた話は無い、

捨てたとか捨てられてと言う関係になる前、戸ばっくちで振られてしまうのでどうしたって色っぽい話にはならない、まあこの年まで生きていれば多少そんな話もあるにはあるのだが別れる、切れると言った話は無かったな、

私のつきあった女性は見事に二つに分かれる、大抵友人と団体で遊びに行きその後一対一の付き合いになっても男女の関係には成らなのが一つ、映画に行ったりドライブに行ったり飲みに居たりしてもそう言う関係にならなかった、時には延々と飲んで遅くなってアパートに泊まって言っても自分はさっさと寝てしまい朝飯を食べに出かけて送って言ったりと言う関係で終える、

無論若い健康な男だから性欲は十分にあるがそれはそういう場所に言って済ませる事が殆どで所謂素人の女性に手を出す事は無かった、

しかし一方で全く体の関係だけと言う女性も何人かいた、20代後半から結婚した30代後半までの10年余りで3人、無論重複しないで上手い具合に数年間過ごした、

一人は近くのスナックに勤めていた女性で当時未だ19歳だった、話の中でアパートを教えていたら店が終えてから突然やって来て布団にもぐりこんだ、

その後は飲みに行った時に此方から合図する事もあり、向こうから言う事もあったり、一度は後輩が泊まって居る処に電話が掛って来て仕方ないからモーテルに行った事もある、

他の二人は普通の仕事をしている娘でやはり20歳寸前と30を少し超えた女性。

20代の女性は行きつけの喫茶店ウェイトレスで彼女のアパートだったり自分のアパートだったりだった、きっかけは覚えて居ないが最初から恋愛感情抜きで付き合っていた。

30代の女性は仕事上の知り合いだが最初は音楽の話からレコードを聴きに来てそうなったのだがやはり恋愛感情抜きをお互いに確認する訳でもないが当たり前の様にそういう関係をしていた、

スナックの女性は有る日突然店をやめてしまいそのまま自然消滅、30代の女性も互いに連絡が疎遠になってやはり自然消滅だった、

一番驚いたのはもう一人の彼女で24歳の時行きつけの喫茶店で漫画を読んでいたら銭湯の帰りだと言って風呂道具を持ってやって来た、その時彼女は辞めていたが何をしているのか聞かないままだったのだが「ちょっと付き合って」と私の車でアパートに来たのだがその時「私明日結婚式なの」と言う、返事のしようが無い「ふーんそうなんだ」と言ったのだが何しろもう戦闘状態である、引っ込みがつかないまま終えてから「誰と?」と聞いたら同じ喫茶店の常連で自分も話した事のある男性だった、

「だから今日で最後、でも近くに住んでいるからよろしくね」とあっけらかんとした物だったがつくづく(女は怖い)と思ったものだった、

随分振られたが考えてみればちっとも手を出さないんだから当然だな、若い頃は手を出して拒否されるのが怖かったのだがまさか女性から積極的にはあの時代では中々だったんだろうな、女性も十分に性欲が有る事はその10年間で勉強したがそれと恋愛感情が結び付かなかったと言うかどしても別けて考えて居たが良かったのか悪かったのか、