梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

祭囃子が聞こえる

2014-06-08 12:03:58 | 雑記
昔こんな名前のテレビドラマがあった気がする、私はこのドラマは覚えていないが「遠くから祭囃子が聞こえる」場面はいくつか覚えている、ひとつは映画で天保水滸伝の平手造酒が助っ人に行って川原で死ぬシーン、調べると鶴田浩二だったが自分の中では近衛十四朗だったような気がする、もうひとつは漫画で好きな作品が多かったがどうしても名前が思い出せない、ガロかCOMに書いていたと思うが底辺に落ちる女性のものが多かった暗いこまわりの作品で母と娘の会話で「親が水商売だと娘もそうなる」と言うと「心理学上の?」と返されると「統計学上の話だけど」と言う会話があった、どっちがどっちだったか覚えていないが祭りから少し離れた所で下からあおる様な画面の空に祭囃子がながれ「祭囃子が聴こえるね」と言うシーンを思い出す
先日からこの付近は祭りで今日が本祭り、何時もの商店街も行き付けのファミレスも祭り装束の老若男女でいっぱいである、私はあまり祭りは好きではない、特に嫌いと言うわけでもないが傍観者として見ているのは嫌いではないが参加する事は苦手である、
何故かと言う理由は恐らくと言う思いはあるがそれを言うのは謗りを避けることにする、
祭りが始まると仲間意識より疎外感のほうが先に立つ、と言うのも妙な話だが自分はそこに参加してはいけないと言う意識、あるいはまったく似合わないと言う意識が働く
もう一つはあの祭り装束と高揚した雰囲気はどうも苦手でうかつに手を触れたら火傷しそうな温度を感じてしまう、これももしかしたら映画の記憶かもしれない、富島松五郎は自分には苦手なタイプだ、だからお祭りは少し離れたところから見ているのと屋台の冷やかしが一番すきなのである、
何時頃からかと考えてみるが結局子供の頃から祭りに参加して楽しむということはなかったような気がする、子供が本当に小さな時は一緒に行くことがあってもある程度大きくなれば子供同士で行くからいよいよ疎遠になる、江戸の祭りは地方から来たもの同士が和睦の祭りだったというが私が上京した頃の祭りは「田舎もん」を冷笑する雰囲気が強くそれも嫌だった事もある、「元をたどりゃあみんな田舎もんさ」と言うが暗黙の「粋」から外れているとそれなりの冷笑を浴びる事に成る、そんなことを気にしないで入り込めばいいのだろうがどうもそれが出来ず仕舞いでこの歳になると更に難しくなるものだ