『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『恋するベーカリー』を観た]

2010-03-03 03:46:46 | 物語の感想
☆いや、笑った笑った^^

 まさか、あのアレック・ボールドウィンにこうまで笑わせられるとは!

 てゆーか、凄いメタボになっていましたね。

 クライマックスの、チンチンネット中継は、『バーン・アフター・リーディング』の<飛び出すチンチン>以来の大爆笑ものでした^^;

 共演のコメディアン、スティーブ・マーティン(ジェーンの恋人候補役)など優しく微笑むだけでした。

 そんな、アレック・ボールドウィン演じる昔の旦那ジェイクに、自立しているはずのベーカリー経営者ジェーン(メリル・ストリープ)が再び心をときめかしてしまう物語。

 いやぁ、とにかく、アレック・ボールドウィンがいい。

 彼の挙動、ともかくやる、やってくれる。

 控え目なジェーンを、何とか言葉を駆使してひきつけようとする様が最高だ。

 確かに、彼が昔はカッコ良かったのは、映画ファンならば知っている。

 だけども、今はメタボ。

 でも、彼は、自分の思う「いい顔」「いい視線」でジェーンに向ってくる。

「やめて、やめて、これは不適切よ」と言いながら受け入れるジェーン。

 エロくも何ともないんだけど、メリル・ストリープの複雑な心中の演技が冴える。

   ◇

 また、そんなジェーンの飲み友達もいい。

 食事なんかよりも、そのジェーンのエッチな武勇伝を聞くことに夢中になるさまがいい。

 もう、恥じらいも忘れたおばさんたちだから、直な言葉が飛び交いまくる。

   ◇

 ジェーンには3人の子供がいて、長女には旦那もいる(二人の娘が、それぞれ魅力的!)。

 中盤から、この旦那が、ジェーンとジェイクの不倫を知ってしまい、コメディ分野を牽引する。

 その表情の挙動不審ぶりが最高でした^^

   ◇

 メリル・ストリープは、やはり名女優なんだなあ・・・。

「いやよ、いやよ」と言いつつ、ジェイクを受け入れ、後で後悔し、目を赤くする。

 そこにあるのは、もはや、セックス行為への後悔でなく、もっともっと、人と人の間の、最後の絆に屈してしまう自分への後悔なんだろうなあ。

 でも、それは、悪いことじゃあない^^

                                         (2010/03/03)
コメント (4)
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