福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

「ヤートセ秋田祭り」 若者はなぜ集うのか


2013年06月22日 13時15分34秒 | 秋田の話題
 若者が街秋田の中心市街地を少しでも元気づけたいを盛り上げようと始めた「ヤートセ秋田祭」の前祭が本日6月22日、秋田市大町の大町イベント広場で開かれている。今回が16回目だと言う。数年前から一度見てみたいと思っていたが機会が得られなかった。

 本日16:00当直業務につく途中に会場に寄ってみた。本日の参加は約20チームで、私は5チームほどの踊りを見た。明日の本祭は、大船渡市のチームなど、東北6県と東京などから68チーム、約1.700人が参加する予定と言う。本祭を見たかったのであるが残念なことに今夜の当直に引き続き日直があたっているので今年は無理である。

 「ヤートセ秋田祭」の「ヤートセ」は、多くの秋田民謡の歌い出しの掛け声とのこと。全国に広がる「よさこい祭り」の一環で、平成10年に秋田駅前のアゴラ広場と県民会館近くの中土橋で開催したのが始まりで、今では秋田市の夏の風物詩の一つとして広く親しまれるようになった。子どもたちから学生、青年男女、お年寄りまで参加して、個性豊かでエネルギッシュな踊りを次々と繰り広げる。

 私は「ヤートセ秋田祭」そのものに興味がある訳ではない。人ごみは嫌である。

 若者達がこのようなエベントになぜ集うのか、そこに興味を感じている。各チームごとに20-30名程度、コスチューム、旗も実に個性的である。演出、踊りの振り付けも個性的、おそらく、費用もかなりかかっているように思う。それに移動や宿泊などどうしているのだろうか。これらを誰がリードしまとめ上げているのだろうか。

 一般的に、最近の若者は互いの対話が少なくなり、孤立する傾向があるとされる。その原因として経済的充足、住宅事情の改善があり、互いに助けを必要としない生活環境があり、加えて、ゲームや各種のIT機器の発達などがあげられている。また、責任を追う事を忌避する傾向もあるという。

 私は、若者は集い、集団で何かを行うパッションは失っていないと思う。切っ掛けがあれば、適当なリーダーさえいれば彼らは集まり行動するエネルギーを持っている。高校・大学等の学校祭が近隣にあれば出かけてみるが、結構完成度が高い。また、阪神淡路大震災、東日本大震災での若者達のボランティア活動は特筆すべきであった。
 また、「ヤートセ秋田祭」は秋田の中心市街地を少しでも元気づけたいと始めた、と言うが、将来の問題点についても無関心ではないようだ。
 何もわかった訳ではないが、「ヤートセ秋田祭」を見て若い世代の行動力について若干考えた。
コメント
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