ヒューゴの<夢の発明>にあなたは驚き、涙する
評価(好き度)=70点
ブライアン・セルズニックのベストセラー小説を「ディパーテッド」のマーティン・スコセッシ監督が自身初の3Dで映画化したファンタジー・アドベンチャーということらしいが、、、、。
どうも3Dの方が評判良いみたいです。映像美があるので確かに3Dが良さそうですね。
2Dで観てしまったものでちょっと後悔です。ところでこれファンタジーかな?どうもそうではないような気がしたんですがね。
あらすじ(goo映画より)
1930年代のフランスはパリ。父(ジュード・ロウ)を火事で失ったヒューゴ(エイサ・バターフィールド)は、駅の時計台に隠れ住み、駅の時計のネジを巻いて毎日を過ごしていた。独りぼっちになった彼の唯一の友だちは、父が遺した壊れたままの“機械人形”。その秘密を探るうちに、機械人形の修理に必要な“ハート型の鍵”を持った少女イザベル(クロエ・グレース・モレッツ)と、過去の夢を捨ててしまった老人ジョルジュ(ベン・キングズレー)に出逢う。やがてヒューゴは、それぞれの人生と世界の運命をも変えてしまうほどの秘密のメッセージが機械人形に隠されていることを知る。機械人形に導かれたヒューゴの、世界を修理するための冒険が今、始まる。
父親役にはジュード・ロウ すぐに亡くなってしまうので出番は少ない。
時計台から見るパリの風景はとても美しい。特に夜景が、、、、。人々の動きも様々で人間ウォッチングするには面白いかも。
おぉ~この人が鉄道公安官で登場。サシャ・バロン・コーエン
孤児を見つけては孤児院に押し込もうとやっきになっている。もちろんヒューゴも狙われている一人。
公安官から逃げます~!
ジョルジュの現在はおもちゃ屋の店主
ヒューゴが主人公なんだけど、ベン・キングスレー演じるジョルジュの過去が本作でのキ―ポイントとなっている。どう言えば良いのかな?つまりジョルジュのつらい過去を封印から解き放つ手助けをしているのがヒューゴの存在とでもいうのかな。だからどちたかといえばヒューゴは黒子みたいなポジションなのかもしれない。
だけどタイトルはヒューゴなんだよね。邦題はその上不思議な発明がついている。発明しているというより、機械人形の動かし方を謎解きしているという方が良いんじゃないでしょうか?
前半はとにかくゆっくりとしているし、平坦な感じも・・・・。ちょっと退屈にも思えます。イザベルが登場してからは少し物語に変化が起こるって感じでしょうか。
一緒に忍び込んで映画を観たり・・・・。昔の無声映画ですね。キートンやチャップリンなんかが映し出される。
ジョルジュに取られてしまった秘密のノートの在りかも何とかイザベルに頼んで取り返したいところだが、、、、。という事でイザベルと仲良くしておくほうがこれは好都合。一方イザベルもそんなヒューゴの秘密を知りたい様子。
おぉ~この鍵は!!もしかしたら機械人形のハート型の鍵穴に合うものでは??
まさにその鍵穴に合うはずのハート型の鍵なのでした。ということで彼女を自分の住むあの場所へ、、、、。
いよいよ鍵穴に鍵を入れ人形が動き出すシーン!どんな風に動き出すのかが注目!その瞬間がドキドキ。機械人形はペンを走らせ謎めいた絵を描き出す。
まさにこの絵がジョルジュの過去を蘇らせるものとなるのである。
その他の登場人物
公安官が好意を寄せる花屋リゼット役にはエミリー・モーティマー
ムッシュ・ラビス クリストファー・リー あの吸血鬼役で有名な俳優さんだったのね。
脇を固める俳優さんもなかなかゴージャスでした。
作品紹介(goo映画より)ここからはネタばれしています。読みたいかた反転してお読みください。
スコセッシ監督が1930年代のパリを舞台に、初めて3Dに挑戦。鍵となるのは“機械人形”と“映画”だ。父がヒューゴに遺した機械人形の修理が完了した時、機械人形は動き出し、「ジョルジュ・メリエス」という署名の入った月の絵を描く。その名はイザベルの養父の名前であり、映画界からこつ然と姿を消した、世界初の職業映画監督の名前でもある。子どもたちの冒険が老人の頑な心を溶かし、忘れていた映画への夢を蘇らせるという、映画への愛にあふれた一作。劇中にはメリエスの『月世界旅行』やリュミエール兄弟の『ラ・ジオタ駅への列車到着』など、初期の映画作品がいくつか登場。スコセッシ監督が映画創世記の監督たちに抱いているリスペクトが感じられるはずだ。
メディア | 映画 |
上映時間 | 126分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(パラマウント) |
初公開年月 | 2012/03/01 |
ジャンル | アドベンチャー/ファンタジー |
映倫 | G |