銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

暗いところで待ち合わせ((+_+))

2006-12-22 | 映画:ミニシアター


光をなくした女、闇を抱える男。 殺人事件からはじまった不思議な共同生活 

京都みなみ会館にて鑑賞した『暗いところで待ち合わせ
田中麗奈と台湾の若手俳優、チェン・ボーリンの共演監督は故今村昌平の長男で、今村作品の脚本家としても活躍、そして細密で繊細な描写を特徴とする事で高い評価を得ている天願大介、そして原作は乙一、人気作家で、この小説もベストセラーその映像化が実現した。

《お話》交通事故によって視力を失ったミチル(田中麗奈)は、最愛の父(岸部一徳)と二人で静かに暮らしていた。しかしある日突然、父の死深い悲しみを胸に、大きなでたった一人で暮らしはじめる。いつものように穏やかな時を過ごしていたミチルの耳に、家のチャイムが聞こえた。玄関のドアを開け、「どなたですか?」という問いにも、何の返答もない。そのとき、一人の男が、ミチルの脇をすり抜ける・・・・。男の名は、大石アキヒロ(チェン・ボーリン)。ミチルの家の前の駅で起きた殺人事件の容疑者として警察に追われ、身を隠すために、ミチルのに忍び込んだのだった。ここから不思議な共同生活がはじまる・・・・。アキヒロは駅の見える窓の横にず~と座り込む。そして、常に窓を眺めている。その横でコタツに入り過ごすミチルの姿がある。彼女がそばに来ると、彼は気づかれまいと・・・音をたてずに移動。

の時間になると、ミチルは誰もいない部屋にむかって「おやすみなさい。」と声をかける。そして二階の寝室へ・・・・。アキヒロはミチルがいなくなると、静かに動き出す。冷蔵庫のパンや飲み物の盗み食いそんな生活がしばらく続くのだがあったはずのパンが減っていることももちろんのこと、何かが私のの中にいると感じ始める・・・。

事件が起こる前から、アキヒロはミチルを知っていた。いつも駅のプラットホームから、彼女の姿を見ていた。父の葬儀の日も、「お母さん」と叫ぶミチルの姿を見ていた。窓を眺めるミチル、そして駅からミチルを見ているアキヒロ。この二人の出会いはここから始まっていたのだ。

アキヒロは中国と日本人のハーフであった。印刷会社に勤務していたが、アキヒロに同僚たちは、冷たく・・・・。時に嫌がらせも特に松永(佐藤浩市)はアキヒロに対しての嫌がらせが増していく。そんなアキヒロも松永に対しての憎悪ある日プラットホームでの転落事故被害者は松永近くにいたアキヒロが突き落としたのか

ミチルは視力を失ってからは、の中での生活が中心で・・・・外出するのは友人のカズエとだけ。カズエは一人での外出を勧めるが、自信がないミチル。「私は自宅に居ることが好きだからこれでいい」と話す。そんなミチルにカズエは積極的な人生を歩んでほしいと願うしかし勇気がないミチルは拒むカズエは絶交だと言い、帰ってしまう。ミチルは状態・・・・。カズエ~~

孤独感がミチルとアキヒロにあふれたとき、二人はここで出逢うことに・・・・。

視力障がいの役を演じた田中麗奈は見事に演じていた。体の動きや目の視線も、本当に上手く・・・・。彼女の出演映画を観るのは、これが初めてだったが。こんなに凄い女優さんだったんだとびっくり

何かまとまりのない記事になってしまいましたが、全体に時間がゆっくりと流れて、優しい気持ちなる映画かなと思います。ある意味二人はだったけど、この事件がきっかけで、出会えたことは何かしら暖かいもの感じました。

   暗いところで待ち合わせオフィシャルサイトです。

 ※ただ今京都みなみ会館で上映中です

 

 

 

 

Comments (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする