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ウドンタニ郊外の医療事情2

2012年09月14日 06時00分00秒 | タイで健康生活
ウドンタニ郊外の医療事情1のつづき
これからはムアン(中心街)の話になるので、タイトルは「ウドンタニの田舎から見た医療事情」が良かったと思う。
3つめにようやく登場するのがクリニック。大きな病院へ勤務する医師が、休日や朝の出勤前、昼休み、夕方の勤務終了後に開いているのが多い。私が住む集落にも2つある。大きな病院と変わらないサービスを提供されるのもあれば、薬局と変わらないところもある。普通の風邪なら治療費は300B以下だろう。日本に無いクリニックの利点と言えば、例えばウドン病院の医師が開業するクリニックで診察を受け、そこで出来ない検査や手術となればウドン病院へ行き、そのクリニックの医師が主治医になる。妻の話しではウドン病院での診療がいろいろ優遇される事もあるそうだ。直接ウドン病院へ行くな、クリニックへ行けと言う人も居る。評判が良い医師を選べるといううのが一番の利点だろう。我家でクリニックへ行くのは、薬局の薬で症状が改善しない時だ。子供の扁桃腺や膀胱炎、喘息で受診したのが多い。ウドンタニで評判が良い小児科と言えば、モーソムシャイ。陸軍病院の小児科医で信頼できる。クリニックの場所はここだ。内科系ではバーンホアイガーンペートの評判が良い。3人の医師でやっておられるようで、妻は胃の調子を悪くして、昼休みにウドン病院から来られる医師にお世話になっている。場所はここだ。
一番高いのが私立総合病院。24時間対応で、救急車も持っている。風邪で受診すると2000バーツ弱くらいだ。ウドンタニで有名なのは、エークウドン、ワタナ、パンヤーウェーの3つだろう。3つの病院で私が感じた特徴を書いておこう。エークウドンはラオス人の患者が目立ち、看護士には美人も(笑)。ワタナはタイ人の患者が多い。パンヤーウェーは産科の受診者が多く、外科医が上手かった。近代的な設備、英語を話す医師、日本の大使館もこれらの病院を紹介している。だがちょっと待て、私の体験を書こう。どこの病院かは内緒だ。ウドンタニへ来て数ヶ月のある日、まだ1歳にならない娘が42度の高熱を出した。慌てて某総合病院へ駆け込んだのだが、医師の診察の後に入院させられたまま、投薬も何も無く放置だ。私がどうなっているんだと怒った時は、既に小児科医が帰宅した後。当直医を呼んで説明を求めたら点滴の針が入らないのでNICUの看護士が来る朝まで待ってくれである。点滴が無理でも何かの処置は可能だろう冗談じゃない!!!と私が激怒したからか、担当の看護士を呼び出してなんとか針は入ったが、こんどは点滴の管へしっかり空気が入っている。外では怒らない妻もさすがに看護士を叱り飛ばした。翌朝病院の副院長がお見舞いを持って昨日はいろいろあったようですがと来たが、あのまま放置されていたらどうなっただろうと思うと、腹が立ってたまらなかった。さて次の話だ。これも娘だが、咳が止まらないので某総合病院へ行ったら喘息なので薬の吸入をしましょうということになった。それから看護士がお部屋はどうしましょうと言うので何かと思ったら、入院して吸入と言うのだ。医師へ入院の必要性について説明を求めたら、じゃあ血液検査をと言う。それから血液検査の結果黴菌があるので入院しましょうと言うのだ。病気は喘息なのか風邪なのか、そしてなぜ入院が必要なのか説明を求めたら、信用できないなら他の病院へと言うのでそうさせてもらうことにした。帰る前に血液検査の結果をもらったら、素人の私が見ても何も異常無し。(後から他の病院で見てもらっても異常無しだった)腹が立つので顧客サービス室へ苦情を入れてから帰ったが、その医師は今でも勤務し、子供の学校の父兄の間で藪と有名になっている。私立総合病院の藪医者の話はまだあるのだが、私の品位も下がるのでこの辺にしておく。要するに私立総合病院でも無責任な対応もあるし、藪医者も居るのだ。宿直医もアルバイトじゃないの?と疑いたくなるような病院もある。この頃は子供が夜間に体調を崩したらチャイカセーム病院へ行く。地図はここから。御夫婦が医師で、24時間開いている。深夜でもベテランの医師に見てもらえるのがメリットだ。娘の受診が多いのだが、高熱の時も、他の病院で嘔吐が止まらなかった時もここで助けられた。子供が何度か点滴をしてもらったが、点滴の管に空気は一度も入って無かった。数少ない私の経験では、これは珍しいのだ。入院した時は大部屋を選んだが病室は広々していた。しかも結局は個室だったのだ。(他に入院患者が無かった)料金は他の私立総合病院より少し安かった。子供が受診した話しばかりになってしまったが、病院で選ばずに、医師や看護士の質で選ぶべきだと言いたいのだ。私の経験では高級私立病院だから大丈夫とは言えない。素晴らしい医師が多いが、藪も紛れ込んでいるのだ。
書き忘れそうになったが、ウドンタニの病院で忘れてはいけないのがロンバーンカイパチャック(陸軍病院)だ。娘がエコー検査で行ったが、設備は日本の病院と変わらないようだった。病院の雰囲気はウドン病院と似ているが、ここは有料だ。娘の発熱で一度夜に行ったが、1時間以上待たされたので止めて他所へ行った。夜間の診察は他の私立病院と同じで若い医師が多いようだ。
長くなったがついでに変り種の病院を紹介しよう。病院の名前は忘れてしまったが、検査専門の病院だ。以前は警察署の近くへあったのだが、今は移転してバンチャン交差点の近くのこの辺にある。私はクリニックで指示されて娘の検査へ行ったのだが、パンフレットを見ると簡単な健康診断から人間ドックまでやっている。気になることが有ればここで検査も良いだろう。
あと一つ、お世話になりたくないのだが、ウドンタニには癌専門の病院もある。スンマレンだ。イサーン各地から患者が集まり、癌検診もやっていると聞いた。場所はウドンの中心街からコンケン方面へ十数キロのここ
少ない知識をダラダラと書き連ねるだけで、何を言いたいか分からない文章になってしまったが、ウドンタニの田舎に住む私から見た医療事情はいかがだろうか?

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5 コメント

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良い病院 (ハシビロコウ)
2012-09-14 09:10:22
良い病院を見つけるのは大変な様ですね。
言葉の問題、保険などの金銭の問題、子供が苦しんでいるのに、ぼんやりしている人達を見ると本当に腹が立ちますよね。病んだ子供を連れて、夜病院を探し回るのは、親として本当に心配ですね。今はお元気そうで何よりです。
ずっと田舎のタイの人達は、医療体制の問題で、子供を亡くす人も多いのだろうなあ。
色々考えさせられました。
返信する
Unknown (シン)
2012-09-14 12:59:23
子供の具合が悪いと親はとても心配になります。
信頼出来るかかりつけの医者を確保しておかなければならないと
タイでは命取りになりそうです。 

我が娘は今のところ大きな病気にはなっていないのですが
(鼻風邪、微熱はしょっちゅうです)
もしもの時はここに書かれた医院を訪ねたいと思います。 

以前他の方が書かれたと思いますがメンカームさんのブログは
ウドンに住む日本人のバイブルです。



返信する
ドクターの質 (muga)
2012-09-14 13:16:45
このような生きた情報はとても大切ですし、近郊の方にとっては有り難いことなのではないでしょうか。

タイでは信じられないドクターが多数いることは確かですね。
仰せの通り、夜は若いドクターに任せっ切りの場合が多く、ロクな診察は施されません。私もひどい時には年に5回ほど頭痛で病院に担ぎ込まれるのですが、話も出来ないくらいに痛いので、ある日はジェスチャーで尻に注射するように催促してたのですが、「どこがどうなのか言わないとワカラナイ!」と診断されたことがあります(笑)
切れたドクターは、「どうなっても知らないからな!」と尻に注射してくれて、無事に収まりました。
「知らないからな!」ですからね。
しかし、もっと大きな問題は、責任ある権威の医者に「藪」が多数紛れ込んでいるということです。
私の母の話ですが、あきらかに脳梗塞だとわかる症状なのに、「こんなのは大した問題じゃない」と鼻で笑ってアスピリンを投薬されました。でも症状は回復しません。それはそのはず、ネットで調べたら日本人等アジア人は脳の血管が細くてアスピリンは効果が薄いと書いてあります。
慌てて他の医者を指名して診てもらったところ、これは危険だということで「今現在最高の薬」とやらをいただきました。その後、日本の病院にて「その薬でなければ危ないところでした」と云われてます。
この藪医者は、その総合病院の説明ビデオに出演して能書きたれたます。
今日はこのへんで(笑)
返信する
あんた、何様? (ぺんぺん草)
2012-09-14 21:41:12
ある病院の循環器科での事です。
いつもの医師の代診として、資格だけ得て殆んど経験のない小娘に診察を受けましたが、・・・タイ語を理解せぬ外国人(私です)に対し、『R』をこれ見よがしに強調した”米・泰語訛り”の英語を使い、医療専門用語だらけの質問をかなりの『上から目線』でしてきました。
理解できないでいると『私は忙しいのよ、早く答えなさいよ!』と、つっけんどんな対応されました。

私は”薄ら馬鹿”を装いながらも我慢をして診察を受けましたが、聴診器も肝心の場所にはあてず・・・『問題なし』の診断。

私はぶち切れました。・・・日本語で『お前は聴診器の使い方も知らねえのかっ!学校で何を教わった、電卓の使い方だけか?』と(少しだけ)大声で・・・一呼吸をおき、英語で同じ意味を薄笑いを浮かべ、静~かに囁きました。』・・・彼女の顔面は真っ青に・・・そのまま病院を後にしました。

現在は”NAGA CLINIC" と言いノンカイ方面から市内へ向かう道路と環状線との交差点から1・5km程市内へ入り、ロータリーに向かい右側に循環器の名医を見つけました(向かいはカシコン銀行)・・・毎月の通院で薬代込みで約2000Bt・・・初診時は勿論ですが、検査があると2倍を越えることもありますが、『命の値段』と思っています。
(2度目からは予約制なので待ち時間は殆んどありません。)
返信する
コメントありがとうございます (メンカーム)
2012-09-14 22:50:02
ハシビロコウさん
良い病院を探すのは、地元の人達に聞くのが一番です。
記事で紹介した良い病院は全部教えてもらいました。
この病気ならどことだいたい決まっているようで
誰に聞いても同じ病院を紹介されます。
田舎へ行ってもアナマイは必ず有りますが
民間では元衛生兵が医師を名乗ったり
抜歯専門の自称歯医者が居たり
精霊に治療をお願いする呪術師が人気だったりです。

シンさん
原因が判らない体調不良が一番怖いです。
男の子と比べて女の子は強いですが
女の子特有の病気も有りますから
難しいですね。
ところで、バイブルなんてとんでもございません。
人によって感じ方は様々ですから
名医と思って行ったら迷医だったとか可能性はありますよ。

mugaさん
>責任ある権威の医者に「藪」が多数紛れ込んでいるということです
そうですね。ウドンにも居ますよ。
ある私立総合病院にアチャーンモーと呼ばれる60歳代に見える内科医が居ますが、
本当に医者かなと思うような知識しかありません。
呆れましたよ。

ぺんぺん草さん
私も一度だけ直接医師へ向かってモーマー(犬の医者=藪医者)と言いました。
こちらは命を預けているのに、何を惚けていると言う怒りを込めての発言です。
”NAGA CLINIC"は向かいがカシコンか覚えてはいませんが
見覚えがあります。
返信する

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