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タイで子供を育てるのに気をつけたいこと。 教育が格差を作り、教育レベルに住所が影響する

2013年05月26日 06時00分00秒 | タイで子育て
タイは階級社会であり、日本のように中間層が育ってないので庶民階級=下層となるだろう。そしてその格差を作る道具の1つが教育である。何を当たり前の事を書いていると笑われるかも知れないが、格差が日本人が想定する以上に大きいのだから、親としてはのんびり構えてはいられない。
ウドンタニ県内には無数の公立・私立幼稚園や小学校があるが、良い学校として抜群の人気があるは、公立だとアヌバーンウドン校、私立だとドンボスコ校とセンマリ校(女子校)である。これらの学校への編入は紹介者や寄付等で条件があるので、入るならアヌバーン1からが簡単だ。そしてこの3校以外に進学校への合格実績が良いのは4校しかない。1校を除いては、全てムアンウドンタニの学校だ。だからウドンタニ周辺で子育てをし、子供へ少し良い生活を願うなら、ムアンウドンタニの学校へ通学可能な地域に住むべきなのだ。
タイ人の配偶者の実家近くに家を建てて移住する話は珍しくない。私も妻の実家へ家を建てたし、移住計画も最初はナコンパノム県の妻の実家近くだった。(詳細はこちらから。)そのまま住んでいれば、子供はバスでムアンナコンパノムの小学校へ通ったと思うが、中学・高校になるとナコンパノムにも進学校があっても、上を目指す生徒はバンコクやコンケン、ウドンタニの学校へ入り、学校近くのアパートから通学することになる。
幸い銀行からの購入が上手くいかず、妻の実家周辺だと値段を吊り上げられるので、そんな高いお金を払って田舎に住まなくても、もっと安い土地があると知人に薦められて住んだのがウドンタニだった。
そして事情を知らないで地元の公立小学校へ息子を通わせた話しはここへ書いているので読んで欲しいが、それは善悪の判断基準さえ異なったりして本当に酷い環境だと思った。それでもムアンウドンタニの学校へ通学可能圏内だったから良かったのだが、通学できない地域だったら、子供を寄宿舎へ入れるか、建てた家を売って引っ越すしか無かっただろう。
子供をどう育てるかは、皆さん色々考えがあるだろうが、もし子供へ良い教育を望むなら、人口が多い大きな県のムアン(中心街)にある学校へ通学可能な地域に住むべきだろう。
そして送迎業者を使っての通学では、課外授業や塾の対応が難しいし通学だけで疲れてしまい良い成績は取れないのも知っておいて欲しい。
最近郊外に家を建てる日本人の話をよく聞くので、郊外に住んで子育てに騒動している私の失敗談を書いてみた。大きなお世話なのだが、地域や学校によって格差が激しいので子供を連れて移住を考えておられる方には一度読んで欲しいのだ。

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コメント (12)    この記事についてブログを書く
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12 コメント

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タイでの子供ビジネス。 (カラシン)
2013-05-26 09:26:33
教育の地域格差は前回コメントしましたので、今回は子供ビジネスです。
田舎からムアンへの送迎ビジネス月千バーツで1台に十数人、以前はピックアップだったのが今はハイエースです。
学校前の食べ物・飲み物ビジネス、いつも行列です。飲み物、子供サイズにして値段を下げてます。行政指導?があるみたいです。
塾ビジネス、先生はどなたがやられているのでしょうか?。私立病院の先生、日中の勤務は公立病院で、この公立病院の勤務の合間(前、昼休み、後)に私立病院をやってます。
みなさん、子供相手に、しっかり稼いでいるようです。

階級・格差社会とか云われ、閉塞感を感じずにはいられませんが、それを吹き飛ばすような、日本以上に子供にお金をかける親と子供をめぐるビジネス、学校が始まるとあの学校前の大渋滞。奥さん任せで何も知らない私ですが、何かすごいなと思わずにはいられません。
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コメントありがとうございます (メンカーム)
2013-05-26 15:13:05
娘の学校の売店は学校経営、息子の学校は官舎で先生の親族が経営です。
価格は息子の学校が安く、ネッスルの水が5バーツ。
偽物かと思って私も飲みましたが、塩辛いので本物のネッスルでした。
塾は息子の中学入試までは志望する中学の先生が経営する塾でしたが、
入学後は先生が経営する塾だと高校入試対策が弱いと聞いて
学校関係者以外が先生の人気がある塾に変わりました。
獣医や警察官上級職の先生です。
ウドンにはお医者さんが経営の塾もあります。
小児科で評判が良いクリニックは陸軍病院の医師がやっておられます。
皆さん副業ですね。
階級・格差社会で、子供へ少しでも良い暮らしをさせようと
どちらの家庭も驚くような努力をされてます。
可処分所得は全て子供と言われるのも珍しくありません。
私は地方都市で公務員の子供として生まれ、特に勉強もせずにそのまま会社員に。
私が知らないだけで、日本でも競争を勝ち抜いた子供達がいるのでしょうが、
タイの地方都市でもこれだけの競争が繰り広げられているのに驚きました。
私も朝夕の渋滞に巻き込まれながら、子供の送迎をしてます。
子連れでタイへの移住を考えておられる方に、この現状を理解していただけたらと思って記事にしました。
返信する
孟母三遷 (ハシビロコウ)
2013-05-26 16:45:15
お金の制限が有りますが、
自分が出来る範囲内で、子供に良い教育環境を・・
その点、日本は本当に恵まれている気がします。
田舎の子供も良い大学へ行く子普通に居ますから。
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孟母三遷 2 (ぺんぺん草)
2013-05-26 17:26:12
>もし子供へ良い教育を望むなら

先日、件(くだん)のお母さんと再び会って子供達の教育について話をしました。

案の定、夫婦だけがタイへ移住する話で舞い上がり、子供の教育についてまで考えが至らず、事の重大性を説明すると驚いていましたが、彼女が日本に戻ってから夫婦・子供も含めた”家族会議”でどの様な方向を打ち出すのでしょうか?

子供達の将来の為に、孟母・孟父に近づいて欲しいと願っています。(祈願)
返信する
教育難民 (サコンナコン)
2013-05-26 18:34:14
私も教育絡みで転々としてます。カンチャナブリの市内の小学校を卒業するにあたって中学校はバンコクがいいと言われて、バンコクに借家を借りて学校探し。でも通学の足が見つからずあきらめて弟が住むチャンタブリの私立の試験に受かって入学。次は高校をどこにしてどこの大学を目指すか考えなきゃなりません。
返信する
Unknown (海外暮らし)
2013-05-26 22:24:42
うちの住所はムアンなんですが、それでも学校のことを考えると引っ越したいです。
近所にギリギリOKそうな(バンコク本校は超有名校なので)公立中学があるので、ひとまずそこを狙ってみると思います。
でもホーン・キング狙いです。
返信する
世界一 (muga)
2013-05-26 22:33:47
なんやかんや言っても、タイの教育事情に世界一精通する日本人ですよ。それがメーンカムさんです。
いつも参考にさせていただいています。
もう、こうなったらイサーン発信のフリーペーパー作って情報のターミナルになって欲しいです。
チェンマイではチャーオという月に2回発行の新聞が有名です。記事内容、質、バラエティー等、最高に在住者の情報源になってますね。今では広告でライターさんやスタッフ雇えてるみたいですね。
返信する
コメントありがとうございます (メンカーム)
2013-05-27 01:48:56
ハシビロコウさん
子供は環境へ順応し易いですから
できるだけ良い環境へ入れてやりたいです。
日本は必要な情報を入手しやすいので
タイと比べると格差が生じ難いと思います。

ぺんぺん草さん
私も転居の時に子供の学校について
具体的に何も考えませんでした。
近くの学校へ行けば良いと思っていたのです。
そして現実を見て大騒動なんです。

サコンナコンさん
どちらの親も子供を良い環境へ入れたいですから
騒動しますよね。
これから進路を決めようと思うと
将来の職業も関係しますので
息子も真剣に将来を考え始めました。

海外暮らしさん
朝の学校周辺の渋滞はうんざりしますね。
うちは2ヶ所ですから、
7時には学校へ着くようにしました。
娘は先生や同級生が来られるまで私が付き添ってます。
息子さんの受験頑張ってください。
大丈夫とは思いますが、受験日が重なると思いますので
もしもの準備もお忘れなく。

mugaさん
ネットであまり話題にならないということは
皆さん準備をしてやられているのだと思いますが
事情が分からず慌てる私のような人も居られるだろうと
過去と重複する内容も含めて記事にしました。
フリーペーパーですか?
毎日のブログの更新にも追われているような私では
全く無理だろうと思います。
返信する
おしえることは (まずさいしょに)
2013-05-27 10:40:19
 まず最初に教えることは、親の死に際には、何があってもかけつけること。でしょ。
返信する
おはようございます (メンカーム)
2013-05-27 11:00:59
まずさいしょにさん
親の死に際は駆けつけたかったですけど
甲斐性がないんで行けなかったんですね。
それだけ貧乏してるんですよ。(悲)
自分がそんなもんの人間なんで仕方がないですね。
悪い手本を親が示しているんですよ。
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