Menkarm World

メンカームの趣味の部屋へようこそ!

農園水没の危機

2024年08月23日 10時01分00秒 | タイでの生活
我家の数百メートル先には近隣の雨水が流れ込む溜池があり、そこから出た水は我家の前の田を伝って流れていたのだが、数ヶ月前にその田が埋め立てられてしまい、行き場を失った水は道路へ溢れ出て流れる様になってしまった。

自宅前は来客用駐車場で道路から傾斜を付けて高くしているので門付近は冠水しておらず、自宅の敷地は道路より60センチ盛り土をしているので生活に困る事は全く無かったのだが、近所には敷地が水浸しになっている家もあるそうだ。

19日の夕方から降り始めた雨は深夜に激しさを増し、20日の朝までに100mmを超える降雨で道路の水位が増し、駐車場の半分が冠水。
スピードを落とさずに冠水路へ突っ込んだのかエンジンが水を吸って立ち往生する車やバイクもチラホラ。
私と妻は、魚を取りに集まった集落の人達と冗談を言ったりしてノンビリしていたのだが、昼前に自宅から農場への通路で猫と遊んでいた私がふと農場へ目をやると、農場内が冠水している。
農場の地面の高さは冠水した道路とほぼ同じだが、道路側へ道路より高く造成して建てられた家が並んでおり、普段なら道路の水が流れ込む事は無い。
ところが豪雨による水位の上昇により、普通なら冠水しない3軒隣(と言っても100m先w)の駐車場へ水が流れ込み、裏の大きな池へ入って溢れ出て、敷地の1番後ろに近い所から我家の農場へ流れ込んでいる。

既に水位は地面から20センチを超えており、低い栽培棚が浸かるまで残り十数センチ。
農場の後ろにはブロック塀があり、それを壊しても民家の敷地なので排水させられない。
どうしようと悩んでいると、ちょうど隣の御主人が投網を持って魚を取りに来られた。
妻が事情を話すと「それはいけない。池の裏は田だから、そこから出しましょう。」と言われ、御夫婦と近所の人達で池の土手を削って排水路を作られた。
田まで1m程の落差をザーと音を立てて水が流れ出て、14時前には農園内の冠水が解消。やれやれ危なかった。

今日は農場内の水溜りを小魚の群れが泳ぐ不思議な光景を見て妻と笑ったが、隣の御主人や近所の人達が対処して下さらなかったら、今頃は水没した植物を眺めて泣いていたかも知れない。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
コメントやバナーのクリックを頂けると嬉しくて励みになります。
m(_ _)m
コメント (8)