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娘のA-Level試験受験

2024年03月20日 09時21分00秒 | タイで子育て
A-Levelとは一般に「イギリスとその連邦諸国において、中等教育卒業もしくは大学入学レベルにあることを示す学業修了認定」(ウィキペディア「一般教育修了上級レベル」より)を指すが、タイでも同様の制度を取り入れたのか国公立大学に4つある入試制度の3回目の考査(ロープ3)へ使われる試験をA-Levelと呼ぶ。
以前の入試制度のロープ3(GAT・PAT)とロープ4(カウサーマン)が統合されたものだ。

今年は3月16〜18日に実施され、タイは暑季で夏真っ盛りであり、学校は夏休みになっている。


ウドンタニではウドンピット校とラシヌー校を中心にいくつかの学校が試験会場として指定されるが、娘は何度かやった他の入試で県外の高校だからか風通しが悪くて暑いと言われるプラチャック校を割り当てられる事が多い。

気温と学力は反比例するそうで、

気温と学力は反比例する - Menkarm World

徳田安春医師のメールマガジン「ドクター徳田安春の最新健康医学」の10月8日の記事「現役医師が警告。人類を救った「エアコン」で世界は危機に瀕する」へこう書いてあっ...

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バンコクやロイエットだとエアコンが効いた教室らしく有利。
車で行けるのでロイエットで受験させようかと思ったが、「遠くて疲れる」と娘が言うのでコンケンにした。

娘は小3からサマーコムカニッタサー試験で毎年コンケンへ行っており、ウドンタニと比べるとコンケンの学校は風通しが良い傾向と言う。
今回はケンナコン校1階の教室が指定され、娘は慣れた学校なので上機嫌。
ケンナコン校前の道は試験日に渋滞する事もあるので、ホテルはその近くを取ろうとすると、コンケン大近くの定宿が良いと言う。
中学生の時に数学オリンピックのキャンプで2週間過ごして以来のお気に入り。
静かだし、駐車場は広いし、徒歩圏内へコンビニや飲食店があって便利なので私も同意。

予約時に団体客が入っていると言われたので、賑やかな観光客だと困ると思っていたが、15日(金)の夕方にホテルへ着くと高校生が多く、娘と同じ受験生かと思うと科学オリンピックの二次試験合格者を対象にしたキャンプの参加者。
夕食用に積んであった弁当の数から30人以上居ると思われるが、若くても騒ぐ者は居らず、誰も居ない位に静かだった。

夕食は近くの食堂から持ち帰ってホテルの部屋で食べる積りだったが臨時休業。仕方無いのでコンビニ弁当。
ホテルの徒歩圏内へ飲食店は多いのに、妻と娘は部屋で静かに食べたいそうだ。

翌16日(土)朝は私だけ5時半に起きてコンビニへホットサンドを買いに行く。ホテルは朝食付きだが、美味しくないらしいので毎回これ。
私と妻も毎回ホテルのを食べないが、娘から聞いただけで食べず嫌いなので1度は食べようと行ってみれば、営業開始直後からかも知れないが、おかずの入った容器は温められてなく、作り置きの目玉焼きやソーセージは全て冷たいまま。
「こりゃ食えね〜な」と食べ残して出た。

部屋へ戻ると7時過ぎ。
娘を急かして7時半前にホテルを出発し、渋滞が無かったので15分程で試験会場のケンナコン校へ到着。
娘を降ろすと近くの路駐スペースへ車を入れる。
この日は、8時半から10時が生物で、11時から12時半が物理。午後の国語と社会も受験の申し込みをしたが、体調が悪い(こんな日に生理)ので受験中止。
試験開始の8時半まで待って娘からSOSが無いのでホテルへ向かう。
前日に臨時休業で夕食を買えなかった食堂が開いていたのでカオパット(焼飯)を買って帰って朝食。w

昼までゆっくり休んで娘のお迎え。朝は渋滞してなくても理系科目だからと思っていたが、午後から直ぐに文系科目の試験があるのに全く渋滞無し。
NETSATの時は学校前の通りを抜けるのに1時間掛かったのに、この違いは何?
コンケンの受験生はロープ2でコンケン大を狙うだけで、ロープ3で他県の大学を狙わないのか?
娘の話では、受験生は大学生や浪人生らしき人が目立ったそうだ。

ホテルへ戻ると娘はアプリで昼食を注文。
私と妻は遅い朝食だったので軽く菓子パンを食べて昼食代わり。
午後は、娘が勉強し、私は昼寝。「イビキが煩いから起こしたのに、起きない。」と後から文句を言われた。

夕食はテキサスフライドチキンをアプリで注文。ウドンタニには未だ店舗が無いので、一度食べたかった。
KFCと比べると柔らかくてジューシーな肉質だが、もしかしてブライン液?
私はKFCの衣まで濃い味付けなのが苦手なので、テキサスの唐揚げの方が食べ易かった。

翌17日(日)の朝は6時起床。
菓子パンで軽い朝食。
ホテル出発は7時半過ぎ。セントラルプラザコンケン横からトンシームアン方向の道が閉鎖されており、マラソンらしい。大切な入試の日に試験会場がある街中を交通規制するのは止めて欲しい。
娘の試験会場の先に大きな公園があるので規制を心配したが、問題は無かった。

会場到着は8時頃。前日より少し遅かったからか街路樹で日陰になる駐車スペースがなく、日当たりの良い場所へ駐車し、エンジンを掛けたままエアコン使用。

私の後ろへ停めた車はマラソンの参加者らしかったが、バイクで来た友人と缶ビールを飲みながら談笑し、そのまま運転して帰宅。朝から飲酒運転だ。w

この日の予定は、8時半から10時が数学で、11時から12時半が英語。午後は13時半から15時が化学だった。
昼食時間が1時間しかないので、娘はジュースと菓子パン持参。
暑い上に、体調が悪くて食欲が無いので、弁当なんか食べられないそうだ。

8時半になり無事に試験が始まったのでホテルへ戻り、近くの食堂で買ったパッガパオ(ガパオライス)で朝食。
昼までゆっくり休んでチェックアウトし、コンケン大農学部の木陰へ15時前まで駐車。

娘を迎えに車を走らせると、セントラルプラザコンケン前の交差点で軽く渋滞。
そこから2つ先の信号で左折し、ケンナコン校前の通りへ入ると学校前まで渋滞。
娘を拾うと旧道を南下して外周路(バイパス)へ入り、コンケンの市街地を迂回してウドンタニ方面への2号線へ入った。

車の中で試験の様子を聞くと、数学は試験開始の放送を忘れたらしく、4分遅れての開始。
監督官の判断で4分遅れて終了したが、最後の筆記5問は時間が足りなくて焦ったらしい。
他にも音が煩い扇風機があったそうで、受験生から苦情が出て停止。別の扇風機を2台持ち込まれて対処されたそうで、担当された監督官が親切な先生で良かったそうだ。

試験問題に息子が受験した時の様な難問は無かったそうで、A-Levelと書かれた問題集と同様に教科書より少し難しい程度らしい。

それでも娘が受験勉強へ使えた時間は少なく、英語や生物はほぼ本を1冊だけ終わらせた程度だし、数学や物理や化学は本の1/3を済ませたくらい。
娘の話では特に数学が厳しかったらしい。中学卒業までは1番得意だったのに、今は苦手科目になっている。
娘の高校の同級生も、中学生の時は数学オリンピックで2次試験も通った強者だったが、今はサッパリで、大学は文系を目指すと言ってる。
高2の時の数学教師が特に酷く、1問を1時間かけて教えていたが、生徒の方は退屈で集中力が切れている。腹を立てた生徒が「そんな解き方では受験へ対応出来ない」と苦情を入れて替えて貰ったが、替えても駄目だったのだろう。
(こんなので附属かよ?)
(T_T)
「これで合格したら運が良いよな」と、娘と苦笑い。

自宅のある集落への帰着は17時だったが、夕食の買物を済ませて自宅へ着いたのは18時前。
コンケンへ居た3日間は猛暑だったので、妻は家業の農園へ走り、私も趣味の栽培場へ行って、水が切れ易い苗を中心に暗くなるまで水やり。
どちらも大きな問題は無くて良かった。

18日(月)も英語以外の外国語を中心に試験があり、娘は日本語を受験しなかったのでフリー。
中学の時の友達の受験が終わるのを昼まで待って、仲良しが集まって昼食会とカラオケとお茶と買い物を楽しんだ。

19日から勉強を再開する予定だったが、真っ青な顔をして起きてきて、食事も喉を通らない。
予定では生理が終わって受験の積りだったが、遅れてしまい始まったのは15日の受験前夜。
16、17日は痛み止めを飲んで受験し、18日は前からの約束だし、会うのは年に一度くらいだからと無理して参加した。
19日は、もう限界だったのだろう。
午後から薬が効いて起きて来たので、「3年間お疲れ様。よく頑張ったね!」と労ってやった。

ロープ2とロープ3の合否が判るのは4月中旬。
今日(20日)からまた勉強だ!

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