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ネット詐欺にやられる

2023年09月15日 10時22分00秒 | タイで園芸
最近は妻がネットでの仕入れに凝っている。
趣味で植物を栽培する人が、殖え過ぎたのを整理したり、小遣い稼ぎにネットで販売されており、レアな植物を相場の半額くらいで売る人も居て、妻は朝晩のチェックが欠かせない。
水曜の朝も私が猫達をゲージから出して掃除をしていると、妻がスマホでフェイスブック画面を見せながら「ねぇねぇ、これが5鉢で150バーツだって!」と言いに来た。

「それさぁ10号鉢だと300バーツくらいするよね?サイズは?」と尋ねると「5号」だという。
「あのねぇ5号でも最低100バーツはするよ。通販でも200バーツ弱で売ってる。1鉢30バーツなんて有り得ない。よく似た小型の品種じゃない?」

と言うと「品種名を言って確認したわ。最近は売れないから訳有処分品かもだから、試しに買ってみるね。」だそうな。
ネット通販サイトだと、商品価格は安くても高い送料が設定してあり、結局は割高なのもよくあるので「送料は?」と聞くと「込み」らしい。

普通なら有り得ないと思うが、最近も相場が10粒300バーツの種が45粒送料込みで120バーツが有ったし、廃業するからと同じ種を百粒無料で送料まで負担して送って下さった方も居られたので、絶対に無いとは言い切れない。

午後に私が猫と遊んでいると妻が困った顔をして「私が買った人の投稿へ『勝手に写真を盗用するな』とコメントが入っている。怪しいね。」と言うので、心の声は「ほらほら」と言いながら、「そ〜なの」と一緒に困った顔をしてやる。

夕方に猫へ餌をやっていると「『私は3千バーツ振り込んだのに送って来ません。この人は詐欺師です。』ってコメントがついてる。ごめんなさい。私やられたみたい。」と言いに来た。メッセージを送っても返事も無いそうだ。w

「あ〜あ!ビール2本やられたよ。www」と笑う私。「安過ぎるのは気を付けようね。」と言うと、「ね〜パパ〜これが600バーツだって!欲しがってるでしょ?買う〜?」と私が欲しくて堪らない植物の写真を見せてきた。

「あのねえ、それは良いのだと1万バーツを超えるし、それほど鮮やかな色でなくても、その写真のサイズの斑入りなら相場は2千バーツ超え。俺はママと違うから次のバンコク行きで専門の農園へ行って実物を見て買うもんね〜。www」と言って大笑い。

「詐欺師へやった150バーツは厄落としで、悪い物を全部連れて行った。」と妻へ教えると、悔しい気持ちが収まったそうだ。

SNSを使って植物を売買すると通販サイトと違って手数料が掛からないので割安に買える機会が多いが、私が見る限りでは怪しい投稿は毎日あり、かなりの人が騙されている。
あまりにも安かったり、美し過ぎるのは要注意。
業者さんの中には発送した宅配便の伝票をタイムラインへ投稿され実績をアピールする人も居られるが、趣味で栽培されたのを安く処分する人はタイムラインへの投稿も少なかったりで本当に判り難い。
通販サイトなら返品も可能だし安全と思われるかも知れないが、Variegated(斑入り)やメーダン(親株が斑入り)と書きながら斑が入らない苗を送ってくるのは多く、大切に育てながらどんなに待っても当然斑は入らない。
茎伏せ用に送ってくる茎も、葉が切り取られており、芽を育てても斑が入らないのが大部分。
偽の種を売る店も多く、胞子で増えるシダの種まで売る店まであって笑えたり。w
斑入りや変化葉などを買う時は、特徴のある葉がついた状態で求めるべきで、斑が絵の具で書かれている手口もあるので、受け取ったら直ぐに確認すると良い。
写真で選ばせておいて、別のを送ってくるのも多く、私は2回やられている。クレームすると撮影から時間が経っているからだと言い訳するが、時間が経っても葉の斑の入り方は変わらないからバレる。
保証のある通販サイトでも受け取り確認処理を済ませれば返品不可であり、再梱包が面倒だからまあいいかと思う人が多いから悪質な業者が無くならないのだろう。

植物を買う時の注意事項を説明した動画があったので貼っておく。

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