Menkarm World

メンカームの趣味の部屋へようこそ!

ノンカイの美味しい塩

2015年08月08日 22時48分37秒 | タイの観光・行楽・グルメ情報
上の写真は以前「内陸のウドンタニにも塩田がある。」で紹介したウドンタニ県バンドゥンの塩田。今は雨季なので白い景色は見れないが、乾期には写真のように雪が降ったような景色だ。除草に使う塩を買いに行ったのだが、バンドゥンの塩田で作られる塩は土が混ざったような少し茶色い塩。パラー(タイ東北部で使う魚の塩漬け)に使うと魚が溶けてしまうそうで、主な用途はソーダ灰にしてガラスの原料と聞いた。除草に使うので色が着いていても構わないが、もし土の混入だとポンプが詰まるので使えない。
バンドゥンの幹線道路沿いにある塩の露店にはバンドゥンの薄く茶色い塩と共に真っ白な塩もあるので、近くへ住む知人へ仕入先を尋ねると、真っ白なのはもう少し先で作っていると教えられたので行ってみた。
場所はバンドゥンから40キロ弱北上したノンカイ県ポンピサイ郡ソエム。20軒以上の小さな製塩所が並んでいる。航空写真はこちらをクリック。


こちらの写真が製塩設備の全景。



そしてこちらが各部の写真。


手前が釜の焚口で、燃料は籾殻や製材屑。燃料は焚口のすぐ下にある鉄棒を並べたスリットの上で燃え、灰はスリットから手前に落ちる。釜は緩いスロープの登り窯で、炎や熱風は鉄の板を溶接して作った鍋の下を通って奥の煙突から出るようになっている。
塩の原料は地下水で土地の持ち主から水道のように供給されており、燃料をピックアップトラック1台分持ち込む毎に、原料の塩水代として60バーツ徴収されるそうだ。
釜に原料の地下水である塩水を満たし、一昼夜煮続けると塩が出来るそうだ。塩を籠へ集め、鍋の上に並べて乾燥すれば完成だ。
こちらの塩は真っ白で結晶が大きく、パラーを作っても身は崩れないそうだ。我家では調味料としても使っているが、工場で作った純度の高い塩より美味しい。食用でヨード添加塩が欲しければ、作っている業者も居られるようだ。
価格はスリムな肥料袋へ満杯の30kg以上入って100バーツ。幅広肥料袋へ50キロくらい入って150バーツだそうだ。(袋代は別途)製造直売ならではの低価格。ウドンタニや近くの道路沿いの露店の半額。マクロの一番安い塩と比べても半額だった。自宅の除草に1回300kg以上使うが、この価格だと塩を買いに行くガソリン代を考えても市販の除草剤といい勝負。20袋買って帰った。観光地ではないが、数袋買って頼めば中は見せてもらえるだろう。

貴方のクリックとコメントが、このブログのパワーの源です。
下の2つのバナーへ応援クリックをお願いします。

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ海外生活ブログ タイ情報 人気ランキングはこちら
リアルタイムに更新される新着記事一覧(右下)からタイの今が見える。お薦め。

タイ・ブログランキングタイの人気ブログが大集合!!
登録数 アクセス数 最大級のブログランキング
ブログの世界が広がります。

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント (7)