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わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

作品を軽く作る方法 (削る)

2008-03-31 22:07:44 | 陶芸技法 焼物の技法
1) 電動ろくろで作った作品は、底や高台脇を削る事により、軽くする事が出来

   ます。

 削り作業を行う前に、削り易い程度に、乾燥をする必要があります。


  乾燥させる方法は
 
・自然乾燥させる。 室内で半日程度、放置しておく。

・日の当たる場所に置いて、乾燥させる。

   この場合は 均等に乾かす為に、5分位毎に1/4回転させる。

・更に急いで乾燥させるには(陶芸教室などで時間に制限がある場合)

  ドライヤーで乾燥させる、電動ろくろ上で、回転させながら、乾燥する。

  いずれも、均等に乾燥させること。


2) 電動ろくろ上で、高台や高台脇を削るには、ろくろの中心に作品を据える必

   要があります。 又 口縁部が広い場合は、直にろくろに据えます。 口縁

   部が狭くて逆さに置けない時は、「シッタ」を使います。

・「シッタ」は一般に素焼きで出来ています。使用前に5分程水に漬けて、十分に

  水を吸わせます。

・「シッタ」は 外「シッタ」(口縁がやや広い場合)と 内「シッタ」(口縁が狭い

  場合)があります。


3) ろくろの中心に作品を据える方法 (初心者にはかなり難しい)

   ろくろの中心に作品を置かないと、片削りとなり、最悪作品に穴があきます。

* 皿など背の低い場合には、ろくろ上に鉛筆等で、口縁の径よりやや大きめの、

   円を描きその円の中心に、作品を逆さに置けば十分です。

* 背の高い作品で口縁が大きい場合は、直に逆さにしてろくろの上に置く。

   逆さに置いた底を、針(剣先)でろくろを回転させて円を描き、円が底の中

   心に来る様に調整する。

* ろくろを手で回転(右)させ、作品の底から1C m下辺りを、左手人差し指で触り、

   指が離れた場所でろくろを右手で止め、その離れた寸法の半分を人差し指の

   方に移動する。これを繰り返し指が全周を触れば十分です。

  (指先を固定する事と、ろくろを急に止めることが難しい)

* ろくろを回転させたまま、作品を叩いて中心を出す。

  (かなりの熟練を要する)

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