引き続き、粘土の種類と特徴について、述べたいと思います。
1) 信楽(滋賀県)の土
③ 耐急熱急冷性粘土 (A-1)
楽焼などの、急激な温度変化にも、壊れる(はじける)事も無く、安心して使える土です。
成形が容易で、扱い易い土です。広範囲に使え、「手捻り」にも向いています。
④ 古信楽(古陶) 焼成温度:1230~1280度 収縮率:12.5%程度
(他の土より率が、やや少ない=焼き締りが、弱い)
珪長石粒(ハゼ石)を、篩に掛け、その大きさによって、微細、細目、粗目と分類されています。
土に5~10%程度加えて有ります。土の色は、生、焼成後伴、並漉より格段に白いです。
石が入っているからよ言って、作品は、重くなりません。むしろ、軽く成ります。
(焼きしまりが、やや弱い為)
) 微細
古信楽のベースに成る土で、成形性も良く、幅広く使われています。
小物~中物の作品用で、細工も容易に、出来ます。
) 細目
ハゼ石の細かい粒が、入っています。轆轤作業もし易く、手が痛いと言う事有りません。
底削り作業で、石が表面に出て、「ざらざら」感が有ります。
) 粗目
ハゼ石の、やや大きな粒が、入っています。
それ故、作品も、荒々しく、豪快な感じが、出せます。
・ 焼成後には、石が熔けて、半透明になり、表面より外に、吹き出てきます。
・ 轆轤作業では、手が痛く、成り易いです。(石で傷付く場合も有ります。)
土殺しの際には、手に布を巻きつけて、使用した方が、安全です。
・ 又、直径を拡げようとすると、石の為に、縁が割れて来ます。
土を締め、縁を厚くし、除々に拡げます。又は、口縁近くの、石を取り除いてから、
口径を、拡げます。
・ 底削りなど、削り作業では、石が取れて、穴が開き易いです。「ドベ」等を塗り込み、
穴を塞ぎます。又削り作業で、石が回転方向に、移動し線状に、浅い溝が出来たりします。
尚、ハゼ石は、単体でも市販されています。土により多く、混ぜ込みたい場合には、
好みの量を入れる事が出来ます。
逆に、量を減らしたい場合や、轆轤作業をし易くする為、他の土を混ぜて使う事も
多いです。
⑤ 蛙目 粘土 (粉末の場合が多い)
耐火度が高く、白さが際立つ粘土です。
単味よりも、耐火度を上げる為の、混ぜ土として。幅広く使われます。
土の種類 信楽粘土
1) 信楽(滋賀県)の土
③ 耐急熱急冷性粘土 (A-1)
楽焼などの、急激な温度変化にも、壊れる(はじける)事も無く、安心して使える土です。
成形が容易で、扱い易い土です。広範囲に使え、「手捻り」にも向いています。
④ 古信楽(古陶) 焼成温度:1230~1280度 収縮率:12.5%程度
(他の土より率が、やや少ない=焼き締りが、弱い)
珪長石粒(ハゼ石)を、篩に掛け、その大きさによって、微細、細目、粗目と分類されています。
土に5~10%程度加えて有ります。土の色は、生、焼成後伴、並漉より格段に白いです。
石が入っているからよ言って、作品は、重くなりません。むしろ、軽く成ります。
(焼きしまりが、やや弱い為)
) 微細
古信楽のベースに成る土で、成形性も良く、幅広く使われています。
小物~中物の作品用で、細工も容易に、出来ます。
) 細目
ハゼ石の細かい粒が、入っています。轆轤作業もし易く、手が痛いと言う事有りません。
底削り作業で、石が表面に出て、「ざらざら」感が有ります。
) 粗目
ハゼ石の、やや大きな粒が、入っています。
それ故、作品も、荒々しく、豪快な感じが、出せます。
・ 焼成後には、石が熔けて、半透明になり、表面より外に、吹き出てきます。
・ 轆轤作業では、手が痛く、成り易いです。(石で傷付く場合も有ります。)
土殺しの際には、手に布を巻きつけて、使用した方が、安全です。
・ 又、直径を拡げようとすると、石の為に、縁が割れて来ます。
土を締め、縁を厚くし、除々に拡げます。又は、口縁近くの、石を取り除いてから、
口径を、拡げます。
・ 底削りなど、削り作業では、石が取れて、穴が開き易いです。「ドベ」等を塗り込み、
穴を塞ぎます。又削り作業で、石が回転方向に、移動し線状に、浅い溝が出来たりします。
尚、ハゼ石は、単体でも市販されています。土により多く、混ぜ込みたい場合には、
好みの量を入れる事が出来ます。
逆に、量を減らしたい場合や、轆轤作業をし易くする為、他の土を混ぜて使う事も
多いです。
⑤ 蛙目 粘土 (粉末の場合が多い)
耐火度が高く、白さが際立つ粘土です。
単味よりも、耐火度を上げる為の、混ぜ土として。幅広く使われます。
土の種類 信楽粘土