想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

再会を果たして

2019-11-03 22:07:40 | 日記
それは、28年半ぶりの再会でした。

今年の夏の頃から、何度も思い出すその人のことが
気になっていたのです。
お互い、もういい年齢となっていますので、
会えるのならば、お互いが元気な時がいいわと、
一昨日、思い切って電話をかけてみました。

住まいが変わっていて、すぐには連絡が付かなかったものの、
知人に案内してもらって会えることになりました。

そして今日、私が訪ねることを、
知人がその人に前もって伝えていてくれましたので、
無事、再会を果たすことができました。

「えっ、何…??」

椅子に座って待っていた私の背後で声が聞こえました。
そこに私がいることが信じられない…という声は、
まぎれもなく聞き覚えがある声…。

聞き覚え…というよりも、
そんな感じだったかしら…とも思える懐かしい声…。

私は振り向いて立ち上がり、壁際から顔を出しているその人に、
思わずハグをしました。
その人はちょっと驚き、でも、しばらくハグをされたままでした。
過去に、その人とハグなどしたことはなかったのですが、
28年半の長い月日の間に、私は外国人との交流もあって、
思わずハグをしてしまったのです。

お互いの都合がつく時間は1時間余りでしたが、
その人から、何度も「会えてよかった…。」と言ってもらい、
嬉しく思いました。

今、『それならば、もっと早く会うこともできたはず…』とは、
思っていません。

『今だから良かった…。』
そんなこともあるということを、心のどこかで思いました。

別れる時、またハグをした私にその人は、
涙が流れる目元を両手で押さえながら、「ありがとう…。」と。

玄関まで見送ってもらいながら、また会う約束をして、
帰ってきました。

一昨日、私の背中を押してくれたのは主人でした。
主人の「会うのなら、連れて行ってあげるよ。」

その言葉が、私をどれほど勇気づけてくれたことでしょう。
そして、昨日から今日の会えるまでの時間の、
私の不安な気持ちを和らげてくれたのも、主人でした。

ありがとう、あなた。
いつも私に寄り添い、護ってもらっていることを、
心から…、心から…、本当に感謝しています。

あなたにもらったたくさんのしあわせを、あらためて感じています。


 花壇の陰からのぞいているのは…


 リンドウの花でした。
 花言葉は『悲しんでるあなたを愛する』
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