あっ、鹿がいる…。

先日、お散歩コースで見つけたもの。
それは、手作りの鹿(？)です。

その場所は、ちょっとした空き地になっています。
こじんまりしたレストランの所有地で、
お客さんはその場所でも食べることができます。
白樺が何本か立っていて、その木陰になる場所に
椅子とテーブルが置いてありますから、
コロナ禍でのお食事には、ちょうど良い場所ということになります。

先日、その前を何気なく通り過ぎようとした時、
？？？？何かの視線を感じました。
『何かしら？』
もう一度目を凝らしてみると、そこにいたのが鹿だったのです。

どうやら蔦のつるで作ってあるようです。
濃い色のつるで作ってあり、やや太めの鹿が白樺の木陰に立っていました。

こちらに引っ越してきた２０年ほど前は、
このあたりでは白樺の木で作った鹿がたくさん立っていました。
当時は田舎暮らしのブームでもありましたので、
都会から移住してきた人たちは、家の前にその鹿を置いて
田舎暮らしを楽しんでおられたのでしょうか。
ホームセンターでも売っているほどでした。

その後、森や林がどんどんと切り開かれて行き、
白樺がたくさん切り倒されて少なくなったからでしょうか、
もしくは、白樺の鹿を飾る人が少なくなったからでしょうか、
ホームセンターでは見なくなり、家の前に飾る人も
グッと少なくなっているようです。

そんな中での『鹿』です。
もちろん、本物とは全くと言ってもいいほど違いますが、
作る時の喜びが何となくわかります。
また、こうした置物は見ている側にも楽しみをいただけますので、
心がホッと温まるような気持ちでした。
　

　やや太めの鹿が立っています。
　よく見ると手作りです。


　こちらは以前、林の中にいた鹿です。
　これは本物です。