ある台詞から…

「ひなたは１０歳。僕は１０歳のおとうさん。るいは１０歳のおかあさん。」

今朝の連続ドラマのカムカムエヴリバディでのおとうさんの台詞ですが、
私は以前から、そう思う時が何度もありました。

例えば、赤ちゃんが生まれた女性にとっては、
赤ちゃんに対するご主人の接し方が見ていられない…。
抱き方に始まって、ミルクの飲ませ方、
おむつの交換の仕方からお風呂への入れ方…。

お腹の中で育って行く赤ちゃんを実感しながら、
母となる妊婦の時から育児指導を受けてきた彼女と
産まれてきたばかりの小さな赤ちゃんを
「あなたの子供です。」と言われるご主人。
それをわかってはいても、おっかなびっくりで抱き、
壊れ物にでも触る気持ちでおむつを替え…。

女性は、妊娠がわかった時から母の自覚が芽生えますが
男性は、赤ちゃんが生まれてから父の自覚を持つことがたいていです。
しかも、父親としての育児指導を受ける機会がなかなかないため、
父親としては赤ちゃんと同じ年齢です。

あなたはダメね…と言うのは、あまりに可哀そうだと思いますから、
子供と一緒に年を重ねる…ということで、
共に成長していくのがいいのではないかしらと思っています。

幾つの年齢の人でも、初めて経験することがあります。
周りの人が優しい気持ちで見守ることで
誰にでも成長できる伸びしろがあるはずですから
みんなの優しさで、人が成長していくことができる…
そんな社会になればいいですね。