想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

誰かと話したい…

2022-04-02 21:48:41 | 日記
昨年の大みそかの日の『今年の最終日』。
その日に来られた彼が、今日も来られました。

昨日、主人に尋ねたいことがあるということで来られたのですが、
ちょうどその時、主人はシャワーをしていました。
しかもその後、出掛ける用事がありましたので、
今日の午後3時に…との約束をしていたのです。

「どんなことを尋ねたいのかな?」と気になっている主人でしたが、
昨日対応した私には、彼が主人に何かを尋ねたいのではないかもしれないと
思っていたのです。

彼が嘘を言った…というのではなく、
昨年の最終日に来られた時と同じように、
誰かと話したい、誰かに話したいという気持ちがあるように感じていました。

昨年、彼の身内の方々が相次いで亡くなられました。
そのことを、そしてその方々のことに関することを、
多分、私たちがよく知っているから話しやすいと思われたのでしょう。

60歳を前にした人ですが、外国人の奥さんや支援学校に通う息子さんには
理解してもらえない…かもしれない気持ちを、我が家ではわかってもらえそう…との思いが
我が家に足を向けさせているのではないかしらと思ったのです。

3時ちょうどに玄関チャイムが鳴り、マスクをした彼が来られたのです。
それぞれ2~3mの距離を取って…リビングでお話の始まりです。
彼はとても小声ですので、マスクをしていない時でも聞き辛いのですが
マスクをしておられますから尚更です。

それでも、私たちは聞き直すこともほとんどなく、
半分は勘で聞きながら、いろいろなことについて話しました。
以前は、無口に近い感じ…と思っていた彼ですが
こうして話してみますと、彼からの話題もいろいろとありました。

ただ、今日はこれについて話したいというような話題はなく、
やはり、誰かと話したい、誰かに話したいということだったんだわ…と
今、改めて思っています。

彼は、家族(奥さんと息子さん)がありながら
どこか『一人で生きている』ような気がする時があるのかもしれない…と思いました。

ですから、今日、お話しできたことは、彼にとって心休まる時間だったのでしょう。
昨年までは、1年に1度、大みそかにお話をするくらいでしたが、
今年は、私たちが北海道に行く6月までに、「もう1度来るかもしれない」と言って
4時半頃に帰って行かれました。


 お散歩コース、我が家まであと少しのところから見る青い空と雪の八ヶ岳です。
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