自然にも違いが…

南からの日差しが入り始めたお昼過ぎ、
私は南のブラインドを降ろすため、窓際に行きました。

ブラインドを降ろしながら何気なく外を見ますと、
いつもならば見えない何かが...。

ちょっと見えにくかったのですが、その何か…を改めて見た時、
懐かしい光景だわ…と思ったのです。
森蔭でお昼のお弁当を食べている人が見えたからです。

このコンドミニアムの隣に建築中の建物があるのですが、
そこで働いておられる現場の人でした。
いつもでしたら、工事の人が乗って来られるそれぞれ車の中で
昼ご飯を食べておられるようでしたが、
今日は森蔭でのお食事だったのです。

なぜ？？
そう思って、その人たちがいつも止めておられる車のあたりを見ますと、
今日は電気工事があるらしく、その近くに大きな車が来ていました。
しかも、何人かの人が電柱に登ったり配線をしたり…と
お昼時間にも働いておられました。

確かに、そのすぐ近くではお昼ご飯もゆっくりと食べられませんし、
働いておられる人の目の前では、休憩もしにくかったのでしょう。

懐かしい光景だわ…と私が思ったのは、
山梨の我が家のあたりですと、木を切ったり草刈りなどをする人は
森蔭などでお弁当を食べておられます。
車に乗って来られたとしても、森蔭が休憩所となっているのです。

それに比べますと、山梨と同じくらい緑が多いこのあたりですが、
ゆっくりできる…という環境ではないのかしらと思えます。
森も、道も、空間さえも…、
森を切り開いて作られたリゾート地ならではの人工的なもの？？

だとすれば、山梨の我が家のあたりには、
北海道のワイルドさとは違った自然…、
ゆっくりとできる自然があるということを改めて感じています。

どこの場所にも、それぞれなりの良さを感じて人が住んでいるのですが、
お昼ご飯を食べる人の場所を見てそんなことを考える自分を笑ってしまいそうです。


　小さくなりましたが、　⇧　ここで食べておられます。
　日陰になっていますから、ゆっくりできたのではないでしょうか。