想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

今日は、冬至です。

2015-12-22 21:50:06 | 日記
冬至が一年のうちで、お昼の時間が最も短い日と言うことは、
明日からはお昼の時間が少しづつ長くなるということ…。
そんな冬至の日、私はちょっと嬉しい気持ちになるのです。

早く日が暮れるのは、どこか寂しい気持ちになってしまいますが、
それを折り返してくれる日…、それが冬至でしょうか。

私が子供の頃の冬至には、母がカボチャを炊いてくれました。
もっとも、冬至の日でなくとも、カボチャが食卓に載ることは多かったのですが…。

そして、ゆず湯もありました。
さらし(木綿)で作った袋にゆずを入れ、湯船に浮かしていました。
いい香りがしましたし、さらしの周りがトロリとぬめっていたのを思い出します。

これらの他、お正月のおせち料理を始め、
お雛まつりのハマグリ(我が家ではアサリでした)のお吸い物とチラシ寿司。
子供の日のしょうぶ湯や土用のウナギ、お彼岸のおはぎ…。

節分の豆まきもしました。
そして、節分の日の夕食は、イワシの塩焼きと麦ごはんでした。(私は、広島県出身です)
食べるものについては、地方で違うことを、のちになって知りました。

おせち以外のそれらの多くは、1~2年だけで止めていました。
経済的に、毎年続けるゆとりがなかったこともあるのでしょうけれど、
今思い返しますと、そう言った伝統的な行事については、
風習を一応経験させようという両親の思いがあったのかとも思います。

ともあれ、現在の我が家は…と言いますと、
そう言った風習に則したことをすることはありません。

冬至に食べるカボチャは、糖質制限をしていますので食べませんし、
シャワーの我が家では、ゆず湯をすることもありません。

時代も変わり、生活習慣も変わりましたので、我が家に限らず、
今も続けているという人が少なくなってきているのではないでしょうか。

ただ、それらの風習の中には、親心を感じるものもあります。
お雛祭りのハマグリは、2枚の対になっている貝殻でなければぴったりと合いませんので、
将来、娘がいい人と出会い、夫婦仲良く暮らせるようにとの思いがあったのでしょう。
その他にも、健康や家庭の安泰などを考えての風習も多く、
風習は続けていないまでも、子を思う親の思いは心に残るものです。

久しぶりに、遠い昔のいろいろを思い出すことができました。
ちょっと嬉しい夜です。


 どこを見ても、見渡す限りの青空でした。


 八ヶ岳も、この通りです。
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