想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

時を刻み続けて

2015-12-17 22:19:31 | 日記
我が家には、2つの掛け時計と、6個の置時計があります。
それらの時計は、1~2分の違いがありますが、
今の生活をしているうえで特に困ることはありません。

今では、掛け時計は電池を入れておけば、電池がなくなるまで動きます。
でも、私が子供の頃にあった掛け時計は振り子時計で、
ねじを回すものでした。
父親が椅子に上がって、ねじを回していたのを覚えています。
文字盤の左右に二つの穴があり、それぞれの穴に鍵を差し込んで
内側に回していました。
それが、毎日だったのか、一週間に一度だったのかは覚えていませんが、
止まったことがなかったので、きちんと定期的にねじを回していたのでしょう。

そのねじを回してみたいと思っていたのですが、
子供の身長では、椅子に上がっても、掛け時計には届きませんでした。

ある時、その時計の文字盤などのお掃除をするからと、
時計が柱から降ろされたことがありました。
父に、ねじを回したいと頼んでみたのです。
「ねじを回すには力がいるから、難しいよ。」と言いながらも、
父は私にねじを手渡してくれました。
いつものように、父の作業を見ていた私は、簡単にできると思っていましたが、
なるほど…、ねじを回すには相当の力が必要で、
何度かトライしたものの、諦めざるを得ませんでした。

今、我が家のオフィスにある掛け時計は、
その時計が壊れた時に父が買い換えたもので、単3の電池ひとつで動きます。
買い換えた時にはもう、文字が見えやすく、簡単なのがいいからと、
文字盤の文字が大きく、単純な時計を買ったようです。
後になって気が付いたのですが、
几帳面だった父が、電池を入れ替える日にちを記入した文字が記されていました。
今も動き続けていますので、たいしたものです。

最近では、パソコンでのお仕事ということもあり、
主には、パソコンの右下に表示される時間での生活です。
でも、やはり壁には、掛け時計があってほしいと思っています。
コメント
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