ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

アベノミクスの柱の一つ、原発輸出が全て頓挫しました!原発はいらん!これが世界の常識!

2018年12月16日 | 日本とわたし
政府と三菱重工が、トルコへの原発輸出を断念。
そして今、今度は日立製作所が、イギリスへの原発計画を断念しました。



これで、安倍政権の原発輸出案件は、全て暗礁に乗り上げたことになります。

なぜこのような結末を迎えたか。

それは、福島原発の壊滅的な爆発事故が、核物質による発電の恐ろしさを、さらには核物質を扱うのにかかる費用のバカバカしさを、そして何より原子力発電そのものの終末的な未来を示したからでした。

本当は、そんなことは、事故が起こる前からわかっていたことでしたが、原発ムラの人間たちは、権力とカネを惜しみなく使い、ずっと誤魔化し続けてきました。

ところが事故後、原発の闇に気づいた人々が立ち上がり、原発反対の声をどんどん強めていったことで、原子力発電の規制当局が事故対策を見直さざるを得なくなりました。
すると当然、安全対策がいい加減なものでは済まなくなり、新たな原発の建設費用が急騰し、そんなものを建てても採算が合わないという現実が目の前に立ちはだかりました。

そこで止めるのが常識を持った大人。
それでも止めないのはバカな大人。

世界を目覚めさせるような甚大な事故を起こした日本こそ、その常識を持たねばならないのに、原発自民党はその勇気と常識を持とうとしません。
原子力発電というものを国策とし、カネを自由自在に流し、何か都合の悪いことが起こるたび、国民にその責任と被害を押し付け、自分たちにはなんの痛みも害も被らないように条例や法律を用意して、利益だけを手にしてきた党ですから。

でも日本の国民が抱えている現実はこれです。









https://www3.nhk.or.jp/news/special/kakunogomi/?fbclid=IwAR3NhNAIjGWs_QMdBpjuFHy1EldTugvJK8OdaiGSMjdZw_YHyi-I7YUJKJ0

みなさんはご存知でしたか?

日本こそ、世界に向けて、原発の恐ろしさ、バカバカしさ、そして原発を推す政治家や企業の愚かさを、大きな声で伝えなければなりません。

原子力発電所は、仮になんの事故も起こさずに稼働したとしても、使用済み燃料の保管と安全対策がちゃんとできません。
ひとたび事故が起ころうものなら、事故前までの暮らしが破壊され、放射能という恐ろしい物質による健康被害が生じます。

原発はもう世界がいらないと言っています。
そんなものにいつまでもしがみついているような政治家や党は、日本の政界から消えてもらわなければなりません。