ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

みんなちがってみんないい

2016年06月14日 | ひとりごと
ここ数日は、からっからに晴れている。
あんまりからっからなので、ちょっと風が吹くと肌寒い。
ここはカナダの山奥か?などと、真剣に思ったりする。
いい陽気なので、動物たちもどんどん現れる。

畑の天敵グラウンドホッグのにいちゃん。


ピンボケアップ。


おいこら、君たち、何を食っておるのだ!


うちの畑にはミミズさんがいっぱいだからなあ。でも、野菜も突いてないかね?


やられた!前庭なのに…。




犯人、いや、犯鹿くん、只今お隣さんのアジサイにパクついている。


今年はこの仔ひとりでいつも来る。


昨年の冬は寒さが厳しくて、イチジクが死んでしまった、という家が多かった。
うちも同じで、枝がだんだんと黒ずんでくるのを見るのが辛かった。
そろそろ抜いてしまおうかと思っていたら、立ち話していたご近所さんのライルが、あ、芽が出てる!と指差した所を見ると、


わぁ〜!!なんて嬉しい!!よく生きてくれてたなぁ〜!!


去年の秋に、伸び放題だった枝をバッサバッサと切ったら、今年はメチャクチャ実がついたブラックベリー。


鳥と人間の知恵比べが始まる。


歩美ちゃんちのキーライム。夏になるといつもうちに引っ越してくる。



最近、ハーネスとリーシュ付きで、外出の練習を始めた海ちゃん。
起きている間のほとんどを、窓辺に張り付いて外を眺めている彼は、一度逃亡して怖い目に遭ったにもかかわらず、人が外出をする時を狙って外に出ようとする。
なので、それならばと、猫用のハーネスを買って着せてみた。
最初はパニクって逃げていたが、これを我慢したら外に出られるということを覚えたのか、とりあえず装着は楽にできるようになった。
あんなに出たかった外なのに、いざ出てみると、地面に下ろしたら最後、とっとと家の方に走って行く。
でも今日は、出ると鹿くんが居た。
海はわたしにしがみつきながら、デカい鹿くんをガン見。
その時すでに、鹿くんと我々の距離は2メートルも無かったのに、なぜか鹿くん、海に興味があるのか、ジリジリと近づいてくる。
とうとう1メートルぐらいになってしまい、海はもちろん、わたしも限界だったので、追い払おうと思って足を蹴り上げたら、スリッパがスポンと脱げてしまった…。

部屋に戻ってからもう一度パチリ。


ああ怖かった。


外遊びには全く興味が無い空に、背中をペロペロしてもらってうっとり。



家の中で猫と一緒に暮らしながら、自力で生きているリスや鹿や鳥やグラウンドホッグやウサギなどを眺めていると、
今のような陽気の良い時はいいけれど、気候の厳しい時などは、なんだか申し訳が無いような気持ちになる。
けれども自然と共に生きている生きものは、ただただあるがままに、当たり前に、その日その日の状況に沿って、命を永らえる知恵をつけているのだから、
人間のようなひ弱な生きものは、せめてその、それぞれに違う生き様を見て、命の大切さを学んでいけばいいのだな。