リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

CDメーカーぎらい

2011-05-01 09:41:49 | オヤジの日記
最近、CDを買ったことがない。

いいものがないとは思わない。
いい歌はたくさんある。

買って何度も聞きたいと思う魅力的なアルバムもある。
買いたいと思う。

しかし、その価格が高すぎる。
アルバム3200円は、何を基準にしてつけられたものなのだろうか。

CDの価格は、日本と英国が飛びぬけて高くて、米国、韓国、仏蘭西は、安い。
韓国や仏蘭西は、日本の3分の1程度である。
米国は、約2分の1。

たとえば、洋楽のCDなど、内容がほぼ同じなのに、価格にこれだけ差が出るという根拠が、私にはよくわからない。
物価を考慮したとしても、差がありすぎるように思える。

メーカー側が、小売業者を価格設定で縛る「再販制度」というのが、元凶だというのはわかる。

小売側の薄利多売を避けて、安定的に収入を得たいという企業側の論理はわかるが、そこに「消費者へのサービス精神」は存在しない。

あくまでも、メーカーと小売側だけの儲けが優先するその制度は、確実にユーザーの音楽離れを招いていると思う。

今のCD不況に対して、もし、メーカーが、音楽配信がCD販売の足を引っ張っている、というような皮相な分析をしているとしたら、そのCD不況は、よほどのウルトラC的な幸運事がない限り、解消されることはないだろう。

ユーザーは、ただ好きな音楽が聴ければ、CDでも音楽配信でも構わないのだ。

手軽に手に入れられる方法を選ぶ。
それが、ユーザー心理というものだ。

では、CDアルバムの価格は、「手軽に」と言えるものだろうか。
もし、メーカー側が、それが「手軽」な価格だと思っているなら、議論の余地はない。

いつまでも殿様商売をしていろ、と罵りたくなる。

海外のCDの価格は、私の一方的な考えでは、コストパフォーマンスを重視して設定されたものだと思われる。
他の物価とのバランスを考え、その上に音楽に対するユーザーのニーズを考慮して設定していると思っている。

しかし、日本の場合は、いつまでたっても「メーカー目線」である。
違う言い方をするなら「俺の会社」だ。

俺の会社が儲かることが最優先で、不況は「誰かさんのせい」にして、企業努力を忘れている。

つまり、会社が自ら「停滞」と「怠慢」を選んでいるのである。

そんな会社の商品を買うほど、私は「お人よし」ではない。

私は、CDアルバムの適正価格は、せいぜい1500円程度だと思っている。



これくらいの企業努力を示さないと、CDメーカーは、どこかの電力会社のように、企業にとって一番重要な「ユーザーからの信頼」を失うことになるだろう。



まあ、私としては、音楽配信だけでも、別に不都合はないのだが・・・・・。



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