立て続けに遭遇した「ある国の人たち」のお話。
中央線武蔵境駅の構内。
電車を待っていたとき、私のそばに、50歳くらいのご夫婦がいた。
男が、缶コーヒーを飲んでいたのが目に入った。
そして、男は缶コーヒーを飲み干すと、信じられないことに、ホームの下、ようするに線路に、その缶を放り投げたのである。
それを見ていた40年配の気の強そうな女性が、すかさず「あんた、何してんの。危ないでしょうよ。そんなとこに捨てたら。常識あんの!」ときつい調子で言った。
確かに、そうだ。
非常識だ。
しかし、我々は、その後信じられない言葉を聞く。
「▲×%凸☆※■~」
相手の男性が、負けないほどの剣幕で、まくし立てたのだ。
抗議した女性は、訳が分からない、というような顔をして、舌打ちをした。
そして、言葉を投げ捨てた。
「韓国語かよ!」
いや、おそらく中国語だろう。
ご夫婦は、そのまま何事もなかったように、中国語で会話をはじめ、電車を待った。
そして、数分後、入ってきた高尾行きの電車に何食わぬ顔で乗った。
堂々としたものである。
その後、武蔵小金井から、5人組の男女が乗ってきた。
20代から40代の男女。
男4人、女1人。
その方たちも、中国語を話す方々だった。
中国語を話すのは、まったく構わないのだが、声のボリュームというのがある。
常識的なボリュームがあると思うのだ。
しかし、彼らは、常識お構いなしの音量で、会話を始めたのである。
電車内が空いていたせいもあって、その声は、かなり大きく車内に響き渡った。
そして、それに負けじと、さきほど武蔵境駅のホームで空き缶を線路に放り投げた夫婦も、でかい声で話し始めた。
まるで、我ら以外、この場所には存在ぜず、と言わんばかりである。
世界で最大の人口を持つ国は、声を大きく張り上げないと、相手に自分の主張が伝わらないのだろうか。
しかし、だからといって、異国の地で、その方式を貫くことはない。
電車内は、公共の場所である。
公共の場所では、人様に迷惑をかけない、という最低限のマナーがあるのでは?
経済の発展とともに失ったものが何か・・・・・考えさせられたひと時だった。
中央線武蔵境駅の構内。
電車を待っていたとき、私のそばに、50歳くらいのご夫婦がいた。
男が、缶コーヒーを飲んでいたのが目に入った。
そして、男は缶コーヒーを飲み干すと、信じられないことに、ホームの下、ようするに線路に、その缶を放り投げたのである。
それを見ていた40年配の気の強そうな女性が、すかさず「あんた、何してんの。危ないでしょうよ。そんなとこに捨てたら。常識あんの!」ときつい調子で言った。
確かに、そうだ。
非常識だ。
しかし、我々は、その後信じられない言葉を聞く。
「▲×%凸☆※■~」
相手の男性が、負けないほどの剣幕で、まくし立てたのだ。
抗議した女性は、訳が分からない、というような顔をして、舌打ちをした。
そして、言葉を投げ捨てた。
「韓国語かよ!」
いや、おそらく中国語だろう。
ご夫婦は、そのまま何事もなかったように、中国語で会話をはじめ、電車を待った。
そして、数分後、入ってきた高尾行きの電車に何食わぬ顔で乗った。
堂々としたものである。
その後、武蔵小金井から、5人組の男女が乗ってきた。
20代から40代の男女。
男4人、女1人。
その方たちも、中国語を話す方々だった。
中国語を話すのは、まったく構わないのだが、声のボリュームというのがある。
常識的なボリュームがあると思うのだ。
しかし、彼らは、常識お構いなしの音量で、会話を始めたのである。
電車内が空いていたせいもあって、その声は、かなり大きく車内に響き渡った。
そして、それに負けじと、さきほど武蔵境駅のホームで空き缶を線路に放り投げた夫婦も、でかい声で話し始めた。
まるで、我ら以外、この場所には存在ぜず、と言わんばかりである。
世界で最大の人口を持つ国は、声を大きく張り上げないと、相手に自分の主張が伝わらないのだろうか。
しかし、だからといって、異国の地で、その方式を貫くことはない。
電車内は、公共の場所である。
公共の場所では、人様に迷惑をかけない、という最低限のマナーがあるのでは?
経済の発展とともに失ったものが何か・・・・・考えさせられたひと時だった。