まさるのビジネス雑記帳

勉強ノート代わりに書いています。

成功するベンチャー企業の条件

2007-03-28 00:08:17 | 企業一般

ベンチャー企業成功の秘訣はどういったものでしょう。経験も踏まえて思いつくことを述べてみたいと思います。

1)コアの存在:これが無ければ成功しませんね。技術の会社なら最先端技術と考えがちですが、そうではありません。顧客が興味を示す、顧客に役に立つ技術です。また、例えばハイテクでなくても、パン屋さんなら、品質がよい国産有機小麦で天然酵母を使って、ともかく品質が良いのが良いですね。チョコレート屋さんやケーキ屋さんでも値段が結構高いですが、人気が高い店があります。お客さんの望んでいるものを作るコアが無ければ、話にならないですね。

2)優秀な人材:ビジネスに困難は付き物です。当初描いた事業計画がうまく行かないといいますか、大抵の場合は外れます。その時どういった対応をするかは、経営者だけではなく優秀な人がお互い知恵を出して戦略を立案し、かつ実行していかなければなりません。やはり人ですね。

3)得意分野を持つ人を組み合わせる:技術開発が好きな人は、たとえその技術が自分で開発したものでも、経営者を雇う。人に任せる。マーケティングが好きな人にマーケティングを任せる。いろんな才能の人を組み合わせて力を最大化する事が大事ですね。

4)何を目指すかハッキリさせる:軸足がぶれてはいけません。目標、即ちどういった切り口で社会に貢献するか、会社の目標・戦略・事業目的をしっかり計画を立て、これの達成を目指す事が良いと思います。目標等はそう簡単には変えてはいけませんが、戦略などはうまく行かないと分かったときは、変更する柔軟性も必要と思います。

5)お金の余裕:これは非常に重要です。お金は見る見るうちに少なくなります。事業を立ち上げるときは、事業にもよりますが、出来れば1-2年、殆ど収入が無くとも会社が回るようなお金があれば理想的です。経営者が金策に走っていては、事業が左前になるばかりです。事業開始の時は、大丈夫だろうと思うお金の2-3倍ぐらい持って始めないといけません。立ち上げの企業にお金を貸してくれる金融機関などありません。即ち当座取引等出来ません。会社が2-3年たって、きちんと事業をやっていたら、金融機関などから始めて融資関連の書類を送ってきます。金融機関は、お金が回っている、収益があり利益を出している会社にしかお金を貸しません。立ち上げベンチャーにお金を貸してくれる人は基本的にはいません。

6)ネットワークの存在:ベンチャー企業は、自分の事業と相乗効果のある事業を行っている企業と出来るだけ連携を計りましょう。連携企業と助け合い、即ちビジネスの紹介や相互補完が出来れば、自分の事業も成長します。大企業では、他の部門と連携を取ることがあります。ベンチャー企業は他の部門がありませんから、仲の良い連携企業ネットワークを築くわけです。展示会など一緒にも出来ます。コストも人繰りも融通出来ます。お互い助け合う企業があれば良いですね。

7)運の良いこと:運は無いより有った方が当然良いです。運も実力の内とも言います。実際、企業が大きく成長するときには、何かしら運の良いことが起こります。不思議なものです。ビジネスがうまく行かず、なんとかしたいともがいているときなど、知り合いがビジネスを持ち込んでくれるときがあります。不思議ですが、何かラッキーな事が実際起こります。それで救われます。これは、真面目に・誠実に・相手の身になってこつこつ仕事を行っていれば、運が巡って来ると言うことかも知れません。


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