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北京オリンピック、ボイコットへの動きが続く西側諸国

2008-05-18 | ラジオ
アメリカやフランスなどの一連の西側諸国では、引き続き中国チベット自治州に
おいて人権が侵害されたという事実を理由に、北京オリンピックのボイコットを呼
びかけている。
これに関連してロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
今年8月8日から開催される北京オリンピックを前に中国は、アメリカや西側諸国
そしてチベットにおいて人権を侵害しないようにと訴える社会機関から非難されて
いる。
中国の敵、つまりチベットの独立を支持する国々は、オリンピックの聖火リレーの
経過でデモ行為を続けている。
特に4月7日に聖火リレーが行なわれたパリでは、一日中大規模な妨害行動が発
生し、フーリガンの一人が車いすの中国人ランナーの手からトーチを奪う事件が
あった。

4月24日にフランスのポンスレ上院議長は、中国を訪問し中国の胡錦濤国家主席
と会談を行なった。
パリでの事件によって中国国民の感情は踏みいじられた、と中国側が述べ、フラ
ンス側は会談の中でこの問題に触れ、北京オリンピックを支持しスポーツと政治
を混同することには反対である。
チベットや台湾が切り離すことが出来ない中国の一部であるということに付いて、
フランス政府の立場は変わってはいないことを明らかにした。

この件に関してはフランスのサルコジ大統領も同じく24日に声明を表し、1964年に
ドゴール将軍が中国を認め、そして中国の一部分としてチベットの存在を認めたと
述べた。
またこれに関連してサルコジ大統領は、ダライ・ラマ14世はチベットの独立も、また
オリンピックのボイコットも要求していないということにも言及した。

一方およそ800万人の中国国民は、チベットの独立を支持する者たちによる中国に
対する抗議行動の印として、インターネットを利用したオンラインデモにも参加して
いる。
世界の多くの国では目前に迫った、北京オリンピックに向けて急ピッチで作業が進
められている。
ロシアでは実際のところ北京オリンピックに向けての準備は完了している。
代表チームのメンバーや出場選手が決められ、ロシア代表選手に期待される、金
メダルの数まですでに予想されている。

またさらにもう二つ興味深い報道があった。
一つはネパールの軍人達がアンチ中国のスローガンが書かれた旗を持って、エベ
レストに登ろうとしたした、アメリカのと登山グループを拘束したという報道で、この
アメリカの登山家達は最良の措置が取られたとして、数年間ネパールへの入国権
利を奪われることになるだろう。
またハノイではオリンピックの聖火リレーを妨害しようとした、ベトナムに居住するア
メリカ国民も、ベトナム国外へと強制退去させられるという報道があった。
またニューヨーク大学ではチベットにおける中国の権利を、歴史的に証明する様々
な資料が展示された。
これはニューヨーク大学の教授が述べたものだ。
国際法の観点から観れば、この文書はチベット領での中国の主権を明白に示して
いるものだ。

選手も観客も命がけの北京五輪 オリンピックどころじゃない
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4月26日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル






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