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福島での状況、国際コントロール下に

2013-10-28 | ラジオ
IAEA・国際原子力機関の専門家グループが日本政府に対し、福島での汚染土壌の処理および浄化についてまとめた提言書を提出した。
これは原発周辺2000万立法メートルを超える、膨大な土壌を処理するという遠大な課題についてまとめられたものだ。
しかし福島第一原子力発電所では、汚染水漏れが続いているため、土壌の浄化については二の次になっている状況だ。10月初めには、約4万トンの汚染水が漏れ出した。
またロシア地理学会の調査船が、太平洋上で汚染水の流れを発見してるが、これも福島と関連しているに違いない。

ロシア議会下院国家会議のマクシム・シンガルギン議員はこの状況を受けて、最高の国際レベルで扱われなくてはならない問題だと語っている。
「解決策に向けた道は一つ、チェルノブイリ事故の時のように国際協力が必要だということだ。文明世界全体の力を合わせて、最高の技術を結集するのです。凍結土やコンクリート壁などでは問題が解決しないということはすでに今日明らかだ。この状況で唯一できることは、崩壊寸前の福島原発を解体することだ。その後で初めて事故処理の話ができるのです。日本は独力でそれを行うことはできない。そのことは明らかになっている。ですから世界中の原子力分野における、知的リソースを結集しなくてはなりません」
このように語っている。

しかし日本は世界の協力を仰ぐことに必ずしも乗り気ではない。シンガルギン議員は、このようにも指摘している。
「今日、環境に放出される放射能の量、および危険性に関する情報を隠ぺいするのは不可能です。しかしロシアや各国の専門家たちが、この問題における協力を口にする時、日本側からの情報非公開に突き当たってしまいます。
日本を応援する準備のある国際社会は、それを実際に現実のものにする可能性を奪われてしまっているのです。国際レベルで、ロシアは日本が支援を受け入れるよう説得することはできません。
もし独立の専門家たちがアセスメントを行えば、東京電力に対する熾烈な批判が行われることが目に見えているからかもしれません」
シンガルギン議員は、このように語っている。

福島での事故はすでに国境を越え、世界の海洋に関わる問題となっている。それゆえに、この問題はIAEAのみならず、国連安保理が関与しなくてはならないのだ。

この男性アナウンサー・Wは原稿の下読みをしているのだろうか。
率直に申し上げてアナウンサーとしての素質はゼロ

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イースト・プレス

10月23日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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