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インターネットの安全性確保は世界の新たな課題

2011-04-24 | ラジオ
ロシア科学アカデミー極東研究所副所長は、ロシア現在行われているルーネット安全週間に関連して、私どもロシアの声の取材に応じた中で、世界に広がるインターネットネットワークは、複雑な国際関係を反映し、ある程度、人質になってしまった。
そういった見解を述べている。

インターネットにおける安全保障というのは、いまの世界において伝統的な意味での安全保障と同様に大きな意義を持っている。
インターネットを通じて広がるウイルスは、キャッシュカードのパスワードを盗んだり、また受信者の意向を無視して、無差別かつ大量に一括して迷惑メールを送ったりする犯人達に利用されている。

PHPサイバーテロの技法―攻撃と防御の実際

GIJOE
ソシム


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さらにサイバー攻撃が戦略的に重要な施設に向けられる可能性があるし、これは諜報をはじめとした、軍事目的に利用することも出来る。
副所長はインタービューの中でまた次のように指摘した。
「実際今インターネットにおける安全問題が、先鋭化する可能性のある数々の客観的な前提条件が存在している。
中国やアメリカ、ロシアその他の国々の国家安全保障の概念の中に、伝統的な陸海空といった軍隊以外に、インターネットの安全を脅かす(???)に、対抗する軍が必要だという概念が加わった。
その一方でインターネットの脅威を過大に評価すべきではないと思う。
明日にもサイバー空間で紛争が巻き起こるなどということは不可能だ」
副所長はこのように述べている。

中国軍にはアメリカ領内の施設に対するサイバー攻撃を行う、訓練のなされた特殊ハッカー部隊が存在するといった情報に付いて、副所長はまた懐疑的な見解を述べている。
「コンピュータやインターネットのサイバー空間における、中国のハッカーたちの力、攻撃力、破壊力を過大評価する必要は無い。
中国が一瞬にしてアメリカの全てのサーバーを、破壊してしまう用意が出来ているなどということは今のところ無い。アメリカの側にも、それに対抗する用意があるからだ。しかしこの領域において矛盾が、拡大しつつあることも確かだ。
サイバー空間において軍拡競争が展開されようとしている」
副所長は、このように述べている。

こうしたことは国際社会に、全く新しい課題を提起しているように思われる。
というのはインターネットを、言ってみれば文明化された理性のあるやり方で利用する、国際的なルールが法律的基盤が存在していないからだ」

情報テロ―サイバーペースという戦場

江畑 謙介
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(???)は何と言っているのか不明

2月5日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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2 コメント

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こんばんは (京師美佳)
2011-04-24 20:39:24
ネット犯罪、怖いですね><
ハッキングなどの乗っ取りだけでなく、
ウイルスや、ネットバンクでの引き出しなど
数えきれないくらいあります。
それに、誰でも被害に遭う可能性があり、
ほんと、自分のこととして、
考えないとダメですよね。。。
返信する
京師美佳さんへ (1010Radio)
2011-04-25 06:54:57
ネットバンクは便利棚とは思いますが
正直、現時点ではまだ不安が残ります
ね。

便利なものにリスクはつきものですね。
返信する

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