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朝鮮半島における冷戦(2)

2010-09-09 | ラジオ
さらに副学長は、6ヵ国協議は必ず再開され、その時期は多くの人々が期待するより、早い可能性さへあるとの見解を示している。
一方で最も重要なのは再開時期ではないとの考えを示している。大切なのは協議が成果へと向うことだ。このためには韓国そして北朝鮮両国の柔軟さが必要であると指摘している。
北朝鮮はすでに長年にわたり、核ミサイルプログラムを放棄する義務を負っている。しかし様々な口実を設けては、爆弾の実験やロケットの打ち上げを実施している。
ここにはこれによって北朝鮮の安全保障が強化される訳ではないという矛盾が存在している。
さらに北朝鮮のこの行動に対し韓国、並びに韓国の同盟国である、アメリカと日本は軍事的な準備を強化しており、極東の利害関係における力のバランスがさらに変化している。

また副学長は今後、北朝鮮がこの非常に強力な3ヶ国と軍備競争することはできないだろうと指摘している。軍備競争は果てしない経済危機に陥っている北朝鮮の国力を弱め、北朝鮮国民の厳しい経済状態を、悪化させるだけであるとの見方を示している。 

また北朝鮮は韓国との関係拡大、そして外交的平和のために核ミサイルへの野心を捨て去らなければならないと指摘し、そのとき軍の安全保障強化に資金が供給され、国には商品や資金、テクノロジーが入ってくるだろうとの考えを表している。 

そして北朝鮮はベトナムがそうであったように、新たなアジアの虎へと変貌するだろうと述べている。
核ミサイルの開発が北朝鮮に何ももたらさないことは明らかだ。これは国の発展を遅らせ、北東アジアの幅広い地域での緊張を高めるに過ぎない。 
最後に副学長は朝鮮半島での冷戦は、すでに長いこと世界の懸案問題になっていると述べ、両国は協力を学ぶ時期に来ているのだと指摘した。

9月4日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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