中東や北アフリカでの人々の抗議の上には、原油価格を記録的な(?)まで押し上げている。
専門家達は、もしこうした騒乱がペルシャ湾岸の産油国に広がった場合、1バレル当たりの価格はさらに上がり、歴史的な水準になるだろうと認めている。
1バレル300ドルという悪夢が現実になるかも知れない。
4月6日の段階では1バレル107ドル、或いは108ドルという数字も出ている。
リビアでカダフィ大佐支持派と、反政府派の間の衝突が始まったばかりの頃、そのときにはもう世界の大手銀行の分析の専門家達は、石油価格の高騰を予言していた。
例えばバークレーキャピタルは150ドル、日本の野村證券は220ドルと予測していた。
そのサウジアラビアで26年間、石油大臣を務めたヤマニ氏も、そうした原油価格の高騰説を支持し、サウジアラビアにおける政治的な不安定は世界の原油市場を脅威に陥れるだろうとの確信を明らかにし、価格が1バレル300ドルという途方も無い大台にまで達する可能性もあると述べた。
アルルインベットの分析部長は次のように述べている。
「もしサウジアラビアの石油部門だけ、そして出来事が今後発生していく、その仮想的な可能性だけを見るならば、不安定さを背景にして原油価格は、新たな歴史的な高見(??? ※しかして正しくは「高値」じゃないの???)に実際達するかも知れない。1バレル200ドルも在り得るだろうが、全ては原油市場でプレイする投機筋の気分次第だと思う」
分析部長は、このように答えている。
現在サウジアラビア自体、原油市場の作り手として行動している。サウジアラビアにはまだ、他の国々が原油の採掘を止めても、或いはその量を削減しても余力があるわけだがOPECの他のメンバー国のうち、どの国も例えばサウジアラビアそのものが採掘を一時停止した場合など、それを埋め合せすることは出来ない状況がある。
しかし分析専門家の皆が皆、そのような悲観的な見通しを持っている訳ではない。
投機筋は雲の上にまで達するような、とんでもない所まで値を吊り上げることは出来るかも知れないが、そんな高い原油、石油を誰が買うと言うのだろうか。
雑誌『※(ロシア語のため何と言ってるのか不明、また日本語に直訳しても意味不明)』編集長は、ロシアの声の取材に次の様に答えた。
「そうしたとんでもない高いレベルにまで長い期間、価格が高騰すると言うどんな根拠も今はないと思っている。何故ならば肝心なのは消費者がそうした値段で石油を買う用意があるかどうかだからだ。
先ず何よりも経済危機を経験したばかりの世界経済は、そんなに高い原油、石油を買う用意はないのだ。やはり需要と供給の間のバランス、釣合が取られることになるだろう。全ては理性に叶った妥当なレベルになると思っている」
編集長は、このように答えている。
※(?)は電波状態が悪く聴き取れず
4月6日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
専門家達は、もしこうした騒乱がペルシャ湾岸の産油国に広がった場合、1バレル当たりの価格はさらに上がり、歴史的な水準になるだろうと認めている。
1バレル300ドルという悪夢が現実になるかも知れない。
4月6日の段階では1バレル107ドル、或いは108ドルという数字も出ている。
リビアでカダフィ大佐支持派と、反政府派の間の衝突が始まったばかりの頃、そのときにはもう世界の大手銀行の分析の専門家達は、石油価格の高騰を予言していた。
例えばバークレーキャピタルは150ドル、日本の野村證券は220ドルと予測していた。
そのサウジアラビアで26年間、石油大臣を務めたヤマニ氏も、そうした原油価格の高騰説を支持し、サウジアラビアにおける政治的な不安定は世界の原油市場を脅威に陥れるだろうとの確信を明らかにし、価格が1バレル300ドルという途方も無い大台にまで達する可能性もあると述べた。
アルルインベットの分析部長は次のように述べている。
「もしサウジアラビアの石油部門だけ、そして出来事が今後発生していく、その仮想的な可能性だけを見るならば、不安定さを背景にして原油価格は、新たな歴史的な高見(??? ※しかして正しくは「高値」じゃないの???)に実際達するかも知れない。1バレル200ドルも在り得るだろうが、全ては原油市場でプレイする投機筋の気分次第だと思う」
分析部長は、このように答えている。
現在サウジアラビア自体、原油市場の作り手として行動している。サウジアラビアにはまだ、他の国々が原油の採掘を止めても、或いはその量を削減しても余力があるわけだがOPECの他のメンバー国のうち、どの国も例えばサウジアラビアそのものが採掘を一時停止した場合など、それを埋め合せすることは出来ない状況がある。
しかし分析専門家の皆が皆、そのような悲観的な見通しを持っている訳ではない。
投機筋は雲の上にまで達するような、とんでもない所まで値を吊り上げることは出来るかも知れないが、そんな高い原油、石油を誰が買うと言うのだろうか。
雑誌『※(ロシア語のため何と言ってるのか不明、また日本語に直訳しても意味不明)』編集長は、ロシアの声の取材に次の様に答えた。
「そうしたとんでもない高いレベルにまで長い期間、価格が高騰すると言うどんな根拠も今はないと思っている。何故ならば肝心なのは消費者がそうした値段で石油を買う用意があるかどうかだからだ。
先ず何よりも経済危機を経験したばかりの世界経済は、そんなに高い原油、石油を買う用意はないのだ。やはり需要と供給の間のバランス、釣合が取られることになるだろう。全ては理性に叶った妥当なレベルになると思っている」
編集長は、このように答えている。
※(?)は電波状態が悪く聴き取れず
サウジアラビア―変わりゆく石油王国 (岩波新書 新赤版 (964)) | |
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4月6日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル