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露米協力は必然的なもの

2010-01-30 | ラジオ
アメリカ軍統合参謀本部のマイケル・マーレン議長は、CNN-TVからのインタビューに応じたなかでロシアは、アメリカが協力する義務のある国であると述べた。
マーレン議長は自分が何を言っているのかよく理解している。
彼は2009年の夏、露米両大統領出席の下、露米両軍の協力に関する協定に調印することで、この言葉を身を持って示した。
この協定調印によって2008年8月のグルジアによる南オセチア侵攻の後、中断していたロシアとアメリカの間の軍事的共同行動は再開されたのだ。

また昨年夏、近い将来の短期的な露米軍事協力の計画に付いても合意が出来た。
その計画には参謀本部演習や、合同軍事演習ばかりではなくソマリア沖での海賊対策、国際テロ対策、アフガニスタン情勢の調整また平和維持作戦なども含まれている。
さらに露米両国にとって大きな問題、ヨーロッパの安全保障問題も少なくない重要性を持っている。

マイケル・マーレン統合参謀本部議長はCNNのインタビューのなかで、12月5日に失効した第一次露米戦略攻撃兵器削減条約に代わる新条約に触れ、新しい条約は露米両国の共同行動にとって重要なフィールドであるとの考え方を示し、新条約調印に向けた詰めの作業が今も集中的に続けられていると述べた。

世界経済国際関係研究所のエキスパート、エフセーエフ氏は重要なのはロシアとアメリカが、開かれた対話の中で自分達の立場を再び論議し始めたことであると指摘し、ロシアの声からのインタビューで次の様に述べている。
「オバマ氏がホワイトハウスに入ってから、核軍縮のプロセスは再び活気を見せはじめた。以前は大体1990年代半ばからだが交渉プロセスは先細りしてしまった。
その原因はアメリカが国連安全保障理事会、その他の主要な国際組織の承認を得ずに一方的な決定を下すようなやり方に頼るようになってしまたからだ。
アメリカは様々なグローバルな問題を巡るゲームのルールを、自分で決めることが出来ると考えていた。

しかし時が流れるに連れアメリカのように強力な国の力を持つてしても、多くの問題を解決するためには不十分だということが判った。
必要不可欠なのは世界を(?)に落ち込むのを阻止するため、他の主要な国々と協力し合う事だ」
エフセーエフ氏は、この様に述べている。

露米両大国の共同行動が、現在の穏やかならぬ世界において現代の大胆不敵な挑戦に対する、障壁になり得るという事は全く持って明らかだろう。
このことを軍人達が理解するならば、事は半分成功したも同然だ。
専門家達にも異論は無いだろう。
露米関係の潜在的なパワーが極めて大きく、まだ最後までそのパワーに付いて評価できずにいることからも判るように、露米関係発展の展望はまだまたこの先さらに開けていくものと期待されている。

(?)は聴き取れず

1月11日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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