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エストニアが計画している記念碑撤去に関連して

2007-02-19 | ラジオ
エストニアが計画している、ソ連兵に捧げる記念碑の撤去に付いて、ロシ
アの声の評論委員は、次のように語っている。
バルト海沿岸に位置するラトビア、リトアニア、エストニアの3カ国は自らを
民主的で文明的な国家だと考えている。そしてこの3カ国は反ロシア的な
路線をとっていることから、ヨーロッパの仲間入りを果たした。
そして今、エストニアではファシズムからリトアニアを開放するために戦った
ソ連兵の記念碑が取り壊され、戦没者の墓が移転されようとしている。
果たしてそのような国を文明的で、民主的な国家だと呼ぶことが出来るだろ
うか。
もしそのうよな計画が実行されれば、野蛮な破壊行為と呼ばざるを得ない。
ソ連兵を捧げる記念碑はエストニアだけでなく、ヨーロッパやアジアの数多く
の国に建てられている。

評論委員は、次のように語っている。
「私は1971年から73年にかけて中国のソ連大使館で、二等書記官として勤
務しました。当時のソ連と中国の関係は、とても良いなどとは言えない状態
でした。いわゆる文化革命が続いていたのです。1969年のダマスキー島で
の軍事衝突の事も、まだ忘れ去られてはいなかった。
しかしそのようなときにも中国政府は、日本軍から中国を解放したソ連兵の
記念碑への配慮を忘れませんでした。
中華人民共和国の成立後、最初の10年間にはソ連兵に捧げる記念碑が、い
くつも建てられました。中国の人々はソ連兵の功績を記憶に留め、記念碑を
大切に守ろうとしているのです。
中国以外の他の国々でも、ソ連兵の記念碑は丁重に扱われています。
エストニアとは全く違っています。1月24日、北朝鮮のジョンヤンではソ連兵の
共同墓地で追悼式典が行われました。これには北朝鮮側からの招待で、ロシ
ア正教会ウラジオストーク沿海地方司教管区の司祭が招かれ儀式を執り行い
ました。司祭は祖国への愛のため、命を投げ出した者たちの墓が然るべき扱
いを受けているのを見て嬉しかったと語っています」

バルト三国史

東海大学出版会

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1月29日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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