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日米合同次世代迎撃ミサイル開発

2005-12-26 | ラジオ

日本とアメリカは次世代防衛迎撃ミサイル合同開発経費として、両国
合わせて3000億円を拠出する方針を示した。この金額は日本の安全
保障会議で協議されたもので、この後政府の承認に附される。
これに関連してロシアの声のニコライフ評論委員は、日米両国は来春
から次世代ミサイル防衛の、海上配備型迎撃ミサイル開発費として、い
くら負担するかを最終的に決定する。言いかえれば1999年から実施さ
れていた、このプログラムに関する技術研究が完了したことになる。

そして2006年からは、実際の開発段階に入る。このプログラムの中心と
なるのが実在型ミサイルSM-3。この種の迎撃ミサイルは海上自衛隊の
イージス艦に搭載されている新型迎撃ミサイルの直径は、これまでより
も大きく53cmで、これによりその射程距離も2倍に伸びる。さらにこのミサ
イルには敵の複数の弾頭を同時に追跡する特殊センサーが取り付けら
れる。

これまでのSM3は1000km以内の距離で使用され、北朝鮮の中距ミサイ
ル迎撃用のものと見なされていたのに対し、新世代型ミサイルの標的は
異なる。
新型ミサイルでは射程距離2000km以内の、中国の弾道ミサイルの迎撃
が可能になる。

これは日本防衛庁の情報筋が明らかにした。日米の戦略ミサイルの防衛
システムにより、両国の軍事同盟は大きく強化されることになる。
日本上空に共同のミサイル防衛シールドが構築されることで、この地域で
米軍が核兵器を使用するリスクが増す。また日米の戦略ミサイル防衛シス
テムが、中国をはじめとする東アジアを対象とした、アメリカの戦略宇宙防
衛システムに緊密に関連していることにも注目されている。
一方でアメリカが実施した、戦略ミサイル防衛システムの実験の半分は失
敗に終わっている。

このように現実的に効率的とはいえないこのシステムは、高い費用を捻出
するに値するものだろうか。

12月16日放送 ロシアの声 ラジオジャーナルより抜粋

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