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水力発電所で発生した爆破テロに付いて

2010-07-24 | ラジオ
21日早朝、北カフカスのカバルディノのバルカル共和国を流れる(?)流域にある水力発電所に武装グループが侵入した。
彼らは警備員2人を殺害した後、(???)に侵入し複数の爆破装置を仕掛けた。
その後、水力発電所では一連の爆発が発生し火事になった。
これにより3つの発電ユニットのうち2基が損傷を受けた。しかし現場では発電所を閉鎖することに成功し(???)を免れた。
数名の職員が手当てを受けている状態だ。

治安当局はテロ事件として捜査を進めている。
ロシア非常事態省南部センターの広報部長は、ロシアの声に対し次のように伝えた。
「控え室で火災が発生したのは今朝5時ごろだった。
双発(???)を16メガワットになる発電ユニット2基が故障した。尚3基目は無事だった。
消費者向けの電力供給がとどこることは無かった。爆破物が残っていないか、確認する作業が終了した後、非常事態省の部隊が鎮火に当たった。
現在、火災は消し止められた。住民や、この地域に問題は無い」
広報部長は、このように伝えている。

職員も消防士、救急隊員の機敏な行動によって水力発電所への被害は最小限に食い止められた。
テロリストが水力発電所を攻撃対象に選ぶのは、これが初めてではない。
2001年、ロシアの特殊部隊は南部ヴォルゴグラード州のヴォルシスカヤ発電所でチェチェンの戦闘員がテロを企てた際、これを阻止した。
2006年には戦闘員がロストフ州、サラトフ州そしてダゲスタン共和国の水力発電所の破壊を目論んでいた。

ロシア非常事態省の働きで、これを一掃することが出来た。
その後、ロシア国内で水力発電所の警備が強化され、職員に対しては何度も対テロ学習が施された。
しかしロシア政府や治安当局の努力にも関わらず、テロの危険性は依然としてある。
テロ問題の専門家は、テロリストは(???)ではなく次に一体何処を狙うのか。
ニューヨークのビジネスタワーかロンドンやモスクワの地下鉄か、またまた発電所なのか。
予測するのは非常に困難だと強調し次のように話している。
「テロと言うのは普遍的な手段だ。つまりテロリズムとはイデオロギーでも哲学もなく手段なのだ。
テロに走るのはいつも暴力手段を用いて、大衆に自分の意思を押し付けようとする人々だ。
テロを組織する人物というのは人間の命を評価していないのだ。
今回、北カフカスで発生した水力発電所爆破に付いては、最近世界中で活動を活発化している、国際テロ組織アルカイダが関与している可能性がある」
専門家はこのように話している。

国家対テロ委員会は、今回の水力発電所爆破事件の容疑者グループが特定できていると発表している。
ここからは捜査活動が始まる。また国民に対しては充分に警戒するよう呼びかけている。

(?)は聴き取れず
(???)は女性アナウンサーの変なアクセントで聴き取
れない

7月21日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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