ラジオ・タイランド（7月2日放送）

●内務大臣は南部問題の解決には、平和的な手段で取り組むことを強調
　している。
●民主党の副党首は、タイの今年後半の政治状況は良くなるであろうとの
　見通しを示した。

●運輸副大臣はスワンナブーム空港の誘導路の補修工事は、航空機の離
　着陸に影響を与えることはないだろうとみている。
　運輸副大臣はスワンナブーム空港の誘導路の一部を、補修工事のために
　一時閉鎖しても、航空会社のサービスや航空機の離発着陸に影響を及ぼ
　すことは無いと述べている。
　また今後も定期的に、この計画の開始と査定を続けるとし、タイと日本の民
　間企業の代表が7月9日から6ヶ月間に亘り予定されている、スワンナブーム
　空港の補修工事への対策を検討することになっているとも述べている。

●南アフリカのケープタウンで先ごろ開催した、タイランド・エキジベション2007
　の開会式に出席した商務副大臣は、アフリカの企業や消費者は、タイの工業
　製品や農産物に関心を示しているとも述べている。
　現在アフリカ地域への輸出は、タイの輸出全体の約30%を占めており、南アフ
　リカはアフリカ大陸における貿易の窓口であり、国際貿易の中心となっている。
　商務副大臣によるとアフリカの市場は、ハイエンドとローエンドの2つのマーケ
　ットから成っているとした。
　したがってタイからこの地域への輸出には、継続的な戦略が求められるとした。

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　商務副大臣はハイエンドマーケット向けには、付加サービスや旅行業などのサ
　ービス産業と、自動車部品産業に力を注ぐべきで、一方ローエンドのマーケッ
　トには米など、生活必需品の輸出促進に努める必要があると指摘している。
　タイからの輸出品は通上、中国からのものに比べ、価格は高いが品質面で勝
　っていることから、今後はこの点をプロモートするための広報キャンペーンを始
　めることにしているとした。
　タイとアフリカ諸国との昨年の貿易高は53億7257万ドルで、この数字は一昨年
　に比べ19.92%の伸びを示している。
　今年1月から5月までの貿易高は、昨年同期に比べ31%の伸びで、金額では15
　億9554万ドルとなってといる。

●農業協働組合省では、付加価値の高い農産物の開発を促進している。
　農業大臣は先ごろ農産物価格の推移に関する講義を行い、その中でタイの農産
　物が抱える主な問題は賞味期限が短いことだ。従って農産物を加工したり、栽培
　に利用される土壌や水、肥料などを改良することによって、農産物の賞味期限を
　伸ばす必要がある。
　農業省としては干害水域を、今の432万ヘクタールから960万ヘクタールに広げ、
　偽物の肥料に対する法的な処罰を強化する計画を立てているとした。
　それらに加え農業省は商業省に対し、タイの果物への需要が拡大しているインド
　や中東諸国における、タイのトロピカルフルーツの市場拡大に取り組むことを求め
　るつもりだとした。
●国家治安評議会は先週末、今年国王陛下が満80歳の誕生日を迎えられることを
　祝し、陸空海3軍と国家警察の兵士と警察官など、80人の出家の儀式を行った。