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世界的金融危機に大きな損失を損害を蒙ることのないロシア

2008-09-22 | ラジオ
プーチン首相は9月16日に声明を表し、世界は大きな金融危機に瀕している
ものの、ロシアはこれに大きな損益を被らずに対処できると述べた。
この件に付いてロシアの声の評論委員は、次の様にコメントしている>

ロシアの主導的企業および銀行は16日の一日だけで、かつての株価指数の
三分の一を失った。

それはアジア、ヨーロッパ、アメリカで起きている危機的状況を予測して、市場
が見せたリアクションだ。
アメリカでは大きな金融機関数行が破綻しており、これを受けてロシアの企業、
銀行にも冷たい津波のような大波が覆いかぶさった。
アジア、ヨーロッパの証券市場は過去5年間で一番低い指数を記録し、アメリカ
の取引所も2001年9月11日に起きた、同時多発テロ事件以来これほど神経の
磨り減るような思いはしていない。

まさに投機的な資本が流出することを煽る外的要因で、ロシアの証券市場は非
常に大きな緊張を強いられている。
この様な条件下でロシア財務省とロシア中央銀行は、協調行動を強化し一般の
商業銀行に対して流動性を支えるために、補足的な貸付基金を行う措置をとって
いる。
特に今日、財政関連の省庁は16日に比べ銀行支援の額を2倍に引き上げた。
それはロシア金融市場の状態を、安定化させるための措置の方法だ。

全体としてプーチン首相の声明にあるように、ロシア中央銀行がこの状況に長期
的な影響を及ぼすことの出来るツールを用い(?)、この可能性も現在検討されてい
る。
プーチン首相はこの詳細は極近い将来にも、明らかにされると述べた上で、その
ツールが用いられる際には、入念かつ慎重な検討がなされることを強調した。
プーチン首相はこれが投資家に対し、前向きな弾みをつける事になるだろうとして
次の様に述べている。
「世界経済の状況をロシアが、取り乱すことなく通過することは疑いの余地も無い。
ロシアは過去数年でこうした事態に対処する、いわゆるエアーバックを作っており、
こうしたときにこそこれが機能するだろうと確信している」
プーチン首相はこの様に述べている。

これに対し金融アナリストも、今日ロシア政府にはあらゆるポジションから、国内
のビジネスを支援するために十分な可能性があるとして次のように述べている。
「先ずロシアの証券市場を支援することが大切。外国の投資家が市場から流出し
かけている。市場を支える力が弱り激しい勢いで急降下しているのだ。
ロシア市場を下から支えてやることが、今先ずそれが必要であり、それを国から
の資金で補わなければならない。
そして二番目に必要なのは、銀行システムにお金を注ぎ込むことだ。これは国民
経済に貸付を行うための付加的資金となる。
そしてその次に必要なのは、ロシア企業への支援だ、先ず工場部門を支援し税金
を引き下げなければならない」
金融アナリストは、この様に述べている。

ロシアの取引所のアナリストたちは、すでに近い将来、ロシア証券市場に大口修
正が加えられるだろうとの、その可能性を予測している。
見方を変えればエネルギー産業、情報通信産業などロシア企業への、長期的な投
資を考えれば、今を上回るチャンスは有り得ないともいえるだろう。
株価が急落したお陰で逆に投資家には、手の届きやすい魅力的な株価が提供され
ているからだ。

(?)は不明瞭な発音で聴き取れず

9月17日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル

サブプライム金融危機―21世紀型経済ショックの深層

みずほ総合研究所
日本経済新聞出版社


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