1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

中国、北朝鮮からの脱走者を待つ

2012-10-27 | ラジオ
最近、日本のメディアには中国が北朝鮮との国境に有刺鉄線を設置し、電流まで流しているという情報が出ている。そのような措置は北朝鮮からの脱走者を減らすためのものだとされている。
中国と韓国の国境地帯を定期的に訪れている人々によると、このような情報には微笑みを隠せないという。ソ連時代や冷戦下の欧州などと、のレベルと比べてみると、国境の警備レベルは警備されていないのと同様だという。
中国と北朝鮮との間の国境には2つの川が流れているが、それは場所によってはそれほど川幅が広くなく、かつ浅くなっている。徒歩で渡れるところもあるほどだ。
越境は頻繁に行われている。特に90年代に北朝鮮が飢饉に襲われたときなどは、多くの朝鮮人が脱北した。現在、脱北者の数は2万人ほどとされている。

数年前、中国との国境付近には実際に有刺鉄線や監視カメラが設置されたが、それは国境付近にある大きな村の近くだけだった。それは脱北者を抑止するためというよりも、魚の密猟を防止するためだという見方が強かったという(?)。
これはもちろん中国政府の、非人道的態度について書き立てることを生き甲斐とするような外国人ジャーナリストにとって、それほど魅力のあるテーマではない。しかし私自身は、このような状況がより現実に近いものだと思えるのだ。

中国と北朝鮮との国境は現在、北朝鮮によって非常に厳重な警備がなされているだけだ。中国側に何らかの軍兵士を見つけることはほとんど不可能だ。北朝鮮側は、ここ数年で障壁や監視カメラを設置し、国境警備兵の数も格段に増えている。
中国と北朝鮮との間の国境を渡ることは、今までになく危険となっている。しかし以前同様、賄賂で持って国境を通過することは可能だ。ただ賄賂の金額がここ2、3年で、数十ドルから数百ドルへ値上がりしている。

北によって取られた措置は十分な効果を発揮している。特に中国経由で韓国へと逃れる脱北者の数が著しく減少した。今年、その数は昨年と比べて半分になった。
中国へと不法に渡る朝鮮人の多くは、政治亡命でも脱北者でもない。密輸に関わる商売人たちだ。特に給与水準の低い北朝鮮人にとって、中国での給与は魅力的だ。国境を不法に越境する人々のほとんどは、政治的な理由など持っていない。しかし中国で海外の生活水準を味わった人々が、家に帰ってその話を親戚や友人などにすることは、北朝鮮当局にとって由々しき事態となっている。

中国にとって国境警備を厳しくする理由は特にない。もちろん中国は朝鮮民主主義人民共和国における政治的安定を望んでいる。しかし数万人の朝鮮からの移民は、中国にとってそれほどの問題ではない筈だ。
ただ移民たちが積極的な行動を取りすぎると、もちろん中国当局は拘束の上、本国に送還する。それ以外の場合には、中国は高価な有刺電流鉄線のような装飾品に、多くのお金を費やすことに意味を見出してはいない。

「などと、の」は、よく分からない

この国のために今二人が絶対伝えたい本当のこと 闇の世界権力との最終バトル【北朝鮮編】 (超☆わくわく)
クリエーター情報なし
ヒカルランド

10月18日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。