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津波の運んだゴミ

2012-04-11 | ラジオ
アメリカの湾岸警備隊はアラスカの沿岸に打ち寄せられた、乗員乗客のいない日本船籍の船を前に茫然自失となった。
エコロジー学者たちは、このトロール船・丸は最初に飛んできたツバメの一波に過ぎないと警告を発している。
アメリカとカナダの沿岸部には、すでに100万トンを越すゴミが流れ着いているが、これはみな、一年前の東日本大震災の津波が海中に引きずり込んだものだ。

日本の漁船・丸は3月には、すでにカナダの沿岸部に打ち寄せられていた。この時点でカナダの沿岸警備隊は、即刻船を入り江に係留するか、沈めるかの方策をとらなければ、ほかの船の航行の邪魔になると警告を発していた。その後、丸は、所有者は見つかったものの、回収を拒否されている。
昨年2011年3月11日、日本の東北地方を震度9(?)の大地震が襲った。この東日本題震災では40メートルもの大型の津波が生じ、1万9000人を超える人々が犠牲、行方不明となったほか、38万戸の家屋が破壊された。
その際に起きた大きな津波は、せいきの船(「せいき」の船???)・丸をも波間に引きずり込んでいる。
専門家たちは、この丸のように遠く離れたカナダ、アメリカへと打ち寄せられる船は、これからも後を絶たないだろうと警告している。
東日本大震災の津波は大きなゴミを生み出してしまった。太平洋の波間には建材、自動車、冷蔵庫、テレビなどのゴミが何百万トンも漂っており、これがほかの国の沿岸部へと打ち寄せられつつあるのだ。研究者らの予測ではゴミの大半が打ち寄せられるのは、来年2013年、そして行き先は北米大陸となる。

このことから沿岸部が放射能に汚染されるのではないかと、危惧する声が挙がっている。地震と津波で放射能漏れを起こした福島第1原発の瓦礫も、その一部は海に流れ出してしまったからだ。
こうした一方でエコロシー作者(???)の大半は、浮遊する瓦礫よりもっと怖いのは、放射能に放射線に汚染された水が、海中に流れ出したことだと指摘している。

世界自然保護基金の専門家ザグロフスキー氏は、最悪なのは汚染水を海に流したことだと指摘し、次のように述べている。
「福島県から出たゴミは恐らく放射性物質を含んでいる。しかしこれより怖いのが原子炉の「れいきょく(???)」に用いられ、放射能に汚染された水が常に海中に廃棄されているという事実だ。
この放射線物質は環境にどんどん蓄積されていき、魚の「たいにん(???)」に蓄積されたり、食物連鎖の最後の生物に溜まることで、次第にわれわれの元に近づいてくるのだ。大体において海のゴミは大きな、そして痛みを伴う問題だ。これこそが海と、そこに暮らす生物を汚染することになるからだ」
専門家は、このように述べている。

アメリカ政府は、こうした問題に取り組み始めている。専門家たちは福島原発の瓦礫のほとんどは海中に沈んだことから、沿岸部に打ち寄せられる放射能の汚染物質は、そう多くないとの見方を示している。

いつから震度9の地震になったのだ???
舌のもつれるベテラン女性アナウンサーが言ってた「せいきの船」「エコロシー作者」「れいきょく」「魚のたいにん」の意味が判らない。

徹底図解 福島原発の真実 (双葉社スーパームック)
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4月7日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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