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南シナ海の領有権争い

2012-07-14 | ラジオ
ロイター通信によるとフィリピン政府は、中国の行動を、かいするために(???)南シナ海へ偵察機を派遣するようアメリカに要請する意向だ。
フィリピンのアキノ大統領は、我々は恐らくアメリカにそのような要請を行なうだろうと述べ、フィリピンにはそのような偵察機が無いと語った。
南シナ海の領有権を巡る問題では、中国とその他の国々との緊張が高まっている。
ベトナム、フィリピン、ブルネイ、マレーシア、台湾は領有権争いが繰り広げられている島々と、その海域は自国の排他的経済水域の一部であると発表した。中国は、論争が起こっているほぼ全ての島を含む、事実上全海域の領有権を主張している。

この状況はこれまでに何度も衝突を引き起こした。これらは国境海域での武力衝突に発展しかねないものだった。
ベトナムをはじめとした周辺国が石油探査を開始して以来、最近数年間でそのような衝突は著しく増加した。
漁業権についての問題は、まだ解決しやすいものだ。ですがその価値が著しく高い石油になるとそうはいかない。
アメリカエネルギー情報局が2008年3月に発表した情報によると、この海域の石油確定埋蔵量、および推定埋蔵量は2億バレルを越える可能性があるということだ。
さらにアメリカが昨年2011年に、南シナ海は自国の国益にとって非常に重要であり、アメリカの外交戦略をアジア太平洋地域に向けると発表したことも、その状況を先鋭化させた。
アメリカが戦略を変換した主な目的は、中国の押さえ込みだ。アメリカはそのために地域諸国との多面的な同盟を形成しようと努めており、地域問題の解決にインドなど外部プレーヤーを引き入れている。

論争問題の受け入れ可能な解決策を模索する場合において、中国の伝統的な戦略路線も障害の一つとなっている。
中国は多国間問題を2カ国を基盤に解決することを好んでいる。その場合、東南アジア諸国は中国よりも立場が弱いため、中国が主導権を握ることになる。
そのためそれらの国々は地域問題にインドをはじめとした、外部プレーヤーを引き入れようとしている。ですが中国はこれに反対している。
またアメリカが地域への関心を高めていることも、中国の隣国に勇気を与えている。

ですがアメリカの戦略路線は、中国との直接対立を避けることにある。中国との関係が先鋭化した場合、アメリカは地域の小国にその責任を負わせるだろう。これが意味することはたった一つ。中国が対抗策を講じた場合、主な標的となるのはアメリカではなく、地域におけるアメリカの同盟国になるということだ

若い女性アナウンサーの言ってる「中国の行動を、かいするために」の意味が分からない
相変らず喋っているのではなく、ささやきです

いまこそ日本人が知っておくべき「領土問題」の真実 国益を守る「国家の盾」
クリエーター情報なし
PHP研究所

7月6日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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