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ロシア議会選への評価は政治化されたもの

2007-12-06 | ラジオ
12月2日の下院選では4年前に2003年に比べ投票率が著しく高く、国民の積
極的な政治参加が見られた。
また投票した有権者の90%以上が、現在議席を持っている政党に票を投じて
おり、政治的な安定を反映した結果となった。
しかしロシア外務省の声明によれば、選挙を監視した欧州会議議員会議や欧
州安保協力機構の監視団は、こうしたことを背景に乖離的で政治色が色濃く反
映された評価を下しているとした。

人権や民主主義の国際機関である欧州会議の、各国議員達によって構成され
る議員会議、そして欧州の安全保障を担当するOSCEは、今回の議会選に付い
て、選挙キャンペーンがヨーロッパの基準を満たして折らず、小規模政党にとっ
て不公平な環境が作られ公正でなかったと言う判断を下している。
ロシア外務省はこれを断固として否定し、声明の中で両組織は事実に基づいて
いないスローガンで、人々を操っているのだと非難している。
「両組織の代表は上から教え諭すようなトーンを自制できなかったのだ」
ロシアの声の評論委員は、このように語っている。

確かに両組織からの選挙監視団は、他の監視団との調整も無く足早に会見を開
き、中央選管に結果報告を出すこともしなかった。
ロシアの政治学者は開票結果は、社会予測を確認するもので別段驚きは無いと
述べている。
「選挙では世論調査や出口調査ではっきりと現れたことが実際に見られ、自由か
つ公正な選挙になったということが出来る。システムは社会の雰囲気を反映して
おり、これが議会の公正にも現れた訳だ」
専門家はこのようにコメントしている。

欧州会議議員会議、OSCEの監視団による評価は、どのように実施されたというこ
とよりも、誰が勝ったかと言うことに注目しており、要ってのテーマに基づいた捜索
の様相を呈している。
西側に忠実な勢力が拍手を受け、国民主権を叫べば非常に不愉快な思いをするの
だ。
こうした態度全てが国際選挙監視の理念を貶めている。

12月4日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル





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