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モスクワで行われたガス輸出国フォーラム閣僚会議によせて

2008-12-28 | ラジオ
ガス輸出国フォーラムはグローバルな安定性と、エネルギーの安全保障に
対する責任を負っている。
この声明は12月23日にモスクワで行われた、ガス輸出国フォーラム閣僚会
議で出されたものだ。
モスクワの会議では世界のガス備蓄の73%を保有し、全採掘量の42%を占
める14の産油国の閣僚が集まった。
この話題に付いてロシアの声の評論委員は、次の様にコメントしている。
世界のガス輸出で大きなシェアを占める産油国らは、市場の動向や投資プ
ログラムの実現に関する情報を交換するため、その条件作りを行った。

そうしたなかでガス消費国、ガス輸送のトランジスト国との相互関係の在り
方、また液化ガス分野でも共同プロジェクトに対するアプローチが作成され
ている。
まさにこのことによって閣僚会議ではガス輸出国らは、互いの間で話をまと
め、全てのパートナーらと、対話を行う構えであることなどが確認された。
フォーラム開催の場となったクレムリンでは、ロシアのメドヴェージェフ大統領
が会議参加国に対し、結果的に早いうちにも市場に新しい現実が生まれてく
るだろうとの確信を示した。

しかしガス輸出国フォーラム閣僚会議での作業は、この大統領の声明に根拠
を与えるものとなっている。
メドヴェージェフ大統領は、次の様に述べている。
「現在の状況はここに居る全員が、重大な問題に突き当たっている状態なの
だが、これは私達によって引き起こされたものではない。
私たちが国際市場の中で、どれだけ力を合わせられるかによって、どんな共
同の戦略が立てられるかによって、それぞれの国の成功は左右されるのだ。
世界金融恐慌を克服するため、これは間違いなく大きな意義を持っている」
メドヴェージェフ大統領は、この様に声明を表している。

この会議ではガス輸出国フォーラムは、産油国の組織として初めて常設の国
際的な機構として発足している。
この組織の行う決定は、実際的に市場に影響を及ぼすものとなる。
ですから欧米のガス消費国らが、この組織の発足のプロセスや公表される原
則を慎重に追っているのも偶然ではない。
モスクワでの閣僚会議の結果は、こうした消費国の懸念を払拭するものとなる
筈だ。

というのもフォーラム結成の目的は、他の国の国益を損ねることではなく、明確
で公平な規約作りにあるからだ。
この点に付いてはプーチン首相も関心を払い、次の様に述べている。
「近い将来に、変わりえないことが保障されている(?)の規約を確立すること。
これが大事だ。経済問題を解決するのに政治的手段を用いてはならない。
どこかの国の国益のために安全保障や、エネルギーの安定の概念を操てはな
らず、またここで何か悪があるのではないかと疑う必要もないのだ」
プーチン首相は、この様に述べている。

ガス生産国の協力関係を強化することは、より見通しの利く市場を創設し、現在
あるリスクのレベルを生産国としても、また消費国に対しても予測しようとする極
自然な表れだ。
フォーラム参加国らは、それぞれの関心を確保するには、常設の機構を設けるし
かない、という認識で一致してる。
一国のみで消費国側やトランジスト国からの、増大する圧力に対抗することはま
すます困難となっている。

(?)は聴き取れず

12月24日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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