中国国際放送(2月2日放送）

●中国国務院の石炭電力石油輸送と災害緊急救助指揮センターは1日夜、大雪
　などの災害で被害を受けている地域での救助作業の進捗状況を発表した。
　発表によると、1日午後６時までに、南の一部が運休していた北京と広州間を結
　ぶ鉄道は運行がほぼ回復した。南の地域では2000本余りの送電線の復旧が進
　み、電力と石炭の供給が好転している。
　また民政省が調達した綿入れの服や、布団55万点近くも被災地に届けられた。
　中国気象局の予測によると、2日以降、長江以南や華南地域では、大雪などの
　悪天候が好転する兆しが見られるが、貴州省、安徽省、湖南省、湖北省、江西
　省などでは依然として積雪状態が続くとのこと。

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●中国鉄道省によると2日現在、鉄道部門は要害の救援物資専用列車を18編成し、
　被災地区に到着した。
●香港特別行政区は1日、災害援助基金諮問委員会の提案として、大陸で雪害を
　受けた人たちを援助するため、800万香港ドルの調達を許可した。
●中国南部の雪害に対し、一部の外国首脳から胡錦涛国家主席と温家宝首相宛
　てに慰問のメッセージが届いた。

●2007年の中国機電製品の輸出入総額は、2006年より22％増え、１兆2千万ドル
　に達した。
●中国海南航空会社によると、2日午前同社の7987便が北京から台湾の台北へ向
　かった。これで2008年の海峡両岸の、旧正月期間のチャーター機の運行が正式
　スタートすることになった。
●日本、イスラエル、エジプト、ジンバブエなどの国に駐在する中国大使館とEU駐在
　中国使節団は、１日、それぞれ新春レセプションを開催し、中国旧暦の春節を祝っ
　た。

●アメリカ国防省韓国課のキム・ソン課長は2日、朝鮮に対する3日間の訪問を終え、
　ピョンヤンを離れた。キム・ソン課長はこの日、ピョンヤンの空港から北京に向けて
　出発したが、今回訪問に就いてコメントをしなかった。
●チャド軍は1日、首都ウンジャメナ付近で、反政府武装勢力と激しく交戦し、チャド情
　勢は再び悪化した。双方の対戦を受け、EUがチャドに平和維持部隊を配置する計画
　は延期せざるえなくなった。
　EUの報道官はこの日ブリュッセルで、EUは情勢の発展に注目していると述べた。

●国連のアナン前事務総長の調停の下で、ケニア政府と野党のオレンジ民主運動は
　第1段階の交渉を終え、今後の議事日程とスケジュールに就いて合意した上で、関
　連の協議に調印した。
●バグダッドの2カ所のペット市場で1日午前、爆弾テロ事件が発生し、少なくとも98人
　が死亡し149人が負傷した。国連のパン・ギムン事務総長は声明を発表し、多くの死
　傷者が出たこの爆発事件を非難した。
●カナダのオンタリオ州とケベック州は1日、大雪に見舞われた。悪天候の影響で、現
　在まで数百件の交通事故が起き、多数の航空便のキャンセルが出、一部の学校は
　休校した。