6月18日、ベトナムのグエン・ミン・チェット大統領がアメリカへの公式訪問をス
タートさせる。
これに関連してロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
ベトナム政府が明らかにしたところによると、ベトナムとアメリカが今後のパー
トナー関係を強化するために、ベトナム大統領がアメリカを訪問するのは解放
戦争後、初めてのことだ。
グエン・ミン・チェット大統領はあるインタビューの中で、次のように強調してい
る。
「この訪問は近年のベトナムとアメリカとの関係における、肯定的な変化を背
景に実現する。肯定的な変化というのは特に両国関係の完全なる正常化と、
経済や貿易面での順調な発展を意味する。
昨年のベトナム・アメリカ間の貿易総額は90億ドルと、近年アメリカはベトナム
にとっての主要な貿易パートナー国の一つに変わってきた。
多くの点でこの変化を促したのは、数々の障害を乗り越えて、ついにアメリカが
ベトナムに対して、恒常的なそして完全な貿易パートナーという、ステータスを
与えたという事実によるものだ」
ところで今回のベトナム大統領のアメリカ公式訪問に、実業家や産業メーカー
のトップからなる代表団が随行することにも意味がある。
ベトナムのビジネス会の代表者たちは、アメリカとパートナーとの間で、一連の
協定を結ぶ意向を示している。
近年ベトナムは石油や天然ガスを採掘し、様々な産業分野を拡大させるなど市
場経済の発展において、少なからぬ成功を収めている。
こうした経済(?)は他でもないロシアとの、建設的な協力によってダイナミックに
発展している。
ベトナムとアメリカは経済関係を発展させるという、明らかな意欲を示しているに
も関わらず、両国の間には人権問題など意見か対立した問題がいくつも残され
ている。
アメリカ国務省は毎年まとめている報告書の中で、ベトナムを人権保護をめぐる
状況において懸念を呼び起こす国のリストに含めている。
これに対してベトナムは、アメリカからの偏見に満ちた非難を否定してきた。
これに付いて専門家は、アメリカのベトナム政府への圧力は、ベトナムは旧軍事
基地をいかなる外国の支配下に置くつもりは無いと、断固として意向を示して以
来、さらに強まってきてきたことを指摘している。
この基地から旧ソ連軍の戦艦や戦闘機が撤退したのは、今から5年前の2002年
のことだった。
アメリカ国防総省はこれまで繰り返し、この基地を何らかの形でアメリカの支配下
に置きたいという希望を明らかにしてきたが、これに対してベトナム政府は一貫し
て、自らの立場を貫き、基地をリゾート都市にしていきたい意向を示している。
またベトナム市民はベトナム戦争の際に、アメリカ軍が犯した罪を忘れることは無
い。
この犯罪と言うのは主に高い毒性を持った、いわゆる枯葉剤の使用だ。
専門家の見解によると戦争時に散布された枯葉剤は、今後数十年にも亘って、ベ
トナムの人々に影響を与えるとしている。
この問題に付いてはこれまで何度も、国際会議やシンポジウムでも取り上げられて
来た。
しかしアメリカはいつもベトナムに多大な損害を与えた、この枯葉剤の使用に対する
責任を回避しようとしている。
しかし予定されているベトナム大統領のアメリカ訪問の中では、この問題が再び取
り上げられる可能性も在り得ると見られている。
※(?)は聴き取れず
6月17日放送 ロシアの声・週間ラジオ展望
タートさせる。
これに関連してロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
ベトナム政府が明らかにしたところによると、ベトナムとアメリカが今後のパー
トナー関係を強化するために、ベトナム大統領がアメリカを訪問するのは解放
戦争後、初めてのことだ。
グエン・ミン・チェット大統領はあるインタビューの中で、次のように強調してい
る。
「この訪問は近年のベトナムとアメリカとの関係における、肯定的な変化を背
景に実現する。肯定的な変化というのは特に両国関係の完全なる正常化と、
経済や貿易面での順調な発展を意味する。
昨年のベトナム・アメリカ間の貿易総額は90億ドルと、近年アメリカはベトナム
にとっての主要な貿易パートナー国の一つに変わってきた。
多くの点でこの変化を促したのは、数々の障害を乗り越えて、ついにアメリカが
ベトナムに対して、恒常的なそして完全な貿易パートナーという、ステータスを
与えたという事実によるものだ」
ところで今回のベトナム大統領のアメリカ公式訪問に、実業家や産業メーカー
のトップからなる代表団が随行することにも意味がある。
ベトナムのビジネス会の代表者たちは、アメリカとパートナーとの間で、一連の
協定を結ぶ意向を示している。
近年ベトナムは石油や天然ガスを採掘し、様々な産業分野を拡大させるなど市
場経済の発展において、少なからぬ成功を収めている。
こうした経済(?)は他でもないロシアとの、建設的な協力によってダイナミックに
発展している。
ベトナムとアメリカは経済関係を発展させるという、明らかな意欲を示しているに
も関わらず、両国の間には人権問題など意見か対立した問題がいくつも残され
ている。
アメリカ国務省は毎年まとめている報告書の中で、ベトナムを人権保護をめぐる
状況において懸念を呼び起こす国のリストに含めている。
これに対してベトナムは、アメリカからの偏見に満ちた非難を否定してきた。
これに付いて専門家は、アメリカのベトナム政府への圧力は、ベトナムは旧軍事
基地をいかなる外国の支配下に置くつもりは無いと、断固として意向を示して以
来、さらに強まってきてきたことを指摘している。
この基地から旧ソ連軍の戦艦や戦闘機が撤退したのは、今から5年前の2002年
のことだった。
アメリカ国防総省はこれまで繰り返し、この基地を何らかの形でアメリカの支配下
に置きたいという希望を明らかにしてきたが、これに対してベトナム政府は一貫し
て、自らの立場を貫き、基地をリゾート都市にしていきたい意向を示している。
ベトナム戦争―誤算と誤解の戦場中央公論新社このアイテムの詳細を見る |
またベトナム市民はベトナム戦争の際に、アメリカ軍が犯した罪を忘れることは無
い。
この犯罪と言うのは主に高い毒性を持った、いわゆる枯葉剤の使用だ。
専門家の見解によると戦争時に散布された枯葉剤は、今後数十年にも亘って、ベ
トナムの人々に影響を与えるとしている。
この問題に付いてはこれまで何度も、国際会議やシンポジウムでも取り上げられて
来た。
しかしアメリカはいつもベトナムに多大な損害を与えた、この枯葉剤の使用に対する
責任を回避しようとしている。
しかし予定されているベトナム大統領のアメリカ訪問の中では、この問題が再び取
り上げられる可能性も在り得ると見られている。
※(?)は聴き取れず
枯葉剤の村の子どもたち―ヴェトナム・ パコ族の子どものくらしアーニ出版このアイテムの詳細を見る |
6月17日放送 ロシアの声・週間ラジオ展望