ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

人気ミステリー作家の伊坂幸太郎さんの新刊「クジラアタマの王様」を読み終えた話の続きです

2019年09月19日 | 
 人気ミステリー作家の伊坂幸太郎さんの新刊の単行本「クジラアタマの王様」を読み終えた話の続きです。

 この小説の展開はなかなか難解です。数回読んで、あちこちに散りばめられた伏線がつながり、話の全体の展開が分かり、その面白さに気がつきます。

 この単行本「クジラアタマの王様」は、2019年7月5日にNHK出版から発行されています。価格は1500円+消費税です。



 単行本「クジラアタマの王様」の小説の主人公である岸さんは、自分が見る夢の世界で、ロールプレイングゲーム(Role-Playing Game) の主人公の一人として活躍しています。

 以下は、この小説のネタばらしです。

 主人公が見る夢の世界で、主人公の一人として活躍します。このことは、第二章のはじめの部分で、仲間の一人である東京都議会議員の池野内征爾(いけのうちせいじ)さんと話をしたことで気がつきます。

 いくらか年長の池野内さんは、昔から夢の中で、仲間たちと火を噴く大トカゲなどの“敵”を倒しているなどの話をします。「夢の中のことをいくらか覚えている」と語ります。

 この夢の中には「アフリカなどに住むハシビロコウ(動かない野鳥として有名)が出てくる」と説明します。以前に「夢の中の広場で、闘う仲間をお互いに探す顔写真が載っている“ビラ”が並んでいて、その中から岸さんを闘う仲間に選んだ」と語ります。

 不思議なことに、岸さんが大学の卒業記念に石川県の能登半島などに出かけた時に、金沢市内のホテルに宿泊した際に、夜に火事が起こります。

 この時に、池野内さんは出火した5階の部屋の隣に泊まっていました。岸さんと友人は、斜め上の6階の部屋に、泊まっていました。

 そして後で分かることなのですが、夢の世界での戦う仲間の一人の小沢ヒジリさんも、このホテルに泊まっていました。

 このホテルの宿泊者たちは、外の非常階段から下に避難を始めます。ところが、この非常階段は自動車がぶっかったことで、3階より下の部分が折れてなくなっていました。

 避難客は上の階からとんどん降りて来ます。しかし、3階部分以下には、非常階段がないために下りられません。

 下に駆け付けた消防士の方の機転で、偶然あった大きなサイコロの模型の上を切り出し、その大きなサイコロの模型の中に水を入れて多くな“プール”にします。

 このサイコロの模型の“プール”に、避難客は次々と飛び込み、助かります。池野内さんも岸さんも、小沢さんも助かります。しかし、この時は(現実の世界では)お互いに顔見知りではないため、気が付きませんでした。

 池野内さんによると「このサイコロの模型の“プール”で助かったのは、池野内征爾さんと岸さん、小沢さんの3人が夢の世界で怪獣を倒したからだ」と説明します。

 池野内さんによると「夢の世界で怪獣を倒すことに成功すると、現実世界の難題が解決する」と説明します。

 金沢市のホテル火事でも、3人が夢の世界で怪獣を倒した結果、消防士の方々が近くにあった大きなサイコロ模型を転用して、救助用のプールにするアイデアがでたと説明します。

 この消防士の方々が大きなサイコロ模型を転用して、救助用のプールにするアイデアは、劇画風の漫画でそのいきさつが説明されています。このいきさつを読み取ることが求められます。

 作者の伊坂幸太郎さんは読者にあれこれと考えさせます。

 人気ミステリー作家の伊坂幸太郎さんの新刊「クジラアタマの王様」を読み終えた話は、弊ブログの2019年9月18日編から始まっています。

2019年9月18日は関東地方の各地で秋雨が降り、秋らしい涼しい気候になりました

2019年09月19日 | 季節の移ろい
 昨日2019年9月18日は関東地方の多くで秋雨が降り、秋らしい気候になりました。街中を行く人々は、長袖か上着を羽織る感じになりました。

 9月18日の朝に放送されたテレビの天気予報では「昨日17日はよく晴れてやや蒸し暑い日でしたが、今日18日は昼間に雨が降り、気温が下がるので、長袖か上着を着た格好でお出かけください」と、気象予報士の方は忠告していました。

 「昨日9月17日のように、半袖で外出すると、肌寒さを感じます」との助言でした。

 9月18日は、茨城県・福島県の太平洋沖に、秋雨前線と低気圧があり、ここに向かって雨雲が流れ込んで行くために、東京都心などはお昼ごろに雨になり、冷え込むとの天気予報でした。



 昼間の気温は21度(摂氏)ぐらいまで冷えるとの予報でした。考えてみれば、春の“三寒四温”のように、気温が上下しながら、次第に秋本番になっていきます。

 実際には東京都内では、9月18日はお昼ごろに小雨が降り、夕方にも雨が降りました。

 理不尽なことに、東京都内よりも千葉県の、そして千葉県内でも房総半島側で、雨がより多く降ったそうです。

 以下は、埼玉県比企郡ときがわ町大字椚平というスギ林の山麓で咲いているシュウカイドウの花を見に行った話の続きです。

 埼玉県西側にある、比企郡ときがわ町大字椚平は、標高数100メートルの低山が連なる山あいです。この山里では、以前から林業が盛んだったようで、スギ林が続いています。



 そのスギ林の斜面の一郭では、シュウカイドウが群生し、明るいピンク色の花を咲かせています。



 地元の方々はシュウカイドウを「スイカ色の花」と呼んでいます。





 このシュウカイドウが群生地の上側には、段々畑などを耕していると思われる農家が1軒ありました。

 その農家の入り口部分の山麓の斜面では、ハギの花がよく咲いています。







 キバナコスモスの花も本当に点々と咲いています。





 スギ林の中に生えている雑木林では、低木のクサギが花を少し咲かせ始めています。

 埼玉県の西側のいくらか山里部分でも、秋は確実に進んでいました。