ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県南佐久郡佐久穂町にある白駒の池は、針葉樹の原生林に囲まれた、静かな深山の池です

2019年09月06日 | 旅行
 長野県南佐久郡佐久穂町大字八郡にある白駒の池駐車場から南側の深い森の中にある白駒池に向かいました。

 白駒の池駐車場から南側には、コメツガやシラビソなどの針葉樹の深い森があり、北八ヶ岳連山の「コケの森」を代表する深い森です。

 この「コケの森」を南下すると、山小屋の白駒荘に出ます。白駒池は南佐久郡佐久穂町と茅野市の境にまたがっているため、白駒池の東端にある白駒荘は、茅野市側です。

 白駒池の標高は2115メートルで、水深は8.6メートルだそうです。この白駒荘の前から東側に見える白駒池です。





 午前9時過ぎの太陽との位置関係のために、カメラ撮影では湖面の明るさが変わります。



 この白駒荘の前から、白駒池の端を左回りに歩きました。ほとんどの端には木道が整備されています。地面には溶岩がごろごろと並んでいるからです。とても歩きやすいです。

 白駒荘のすぐ近くからは、南西方向にある高見石小屋に向かう登山道がありました。

 池の反対側には、コメツガやシラビソなどの針葉樹の深い森があって、針葉樹の葉が茂り、針葉樹の根元には太陽光があまり差し込まない、やや薄暗い深山です。



 その一方で、針葉樹が何かによって倒れて、上空から太陽光が入る場所もあります。自然のなりゆきのままです。

 池沿いでは、太陽光が入る場所には、シャクナゲの低木が育っています。



 白駒の池の周辺やその回りには、シャクナゲが並ぶ場所がところどころにあり、7月ごろは花がたくさん咲くようです。

 白駒の池の縁を左回りに進みます。途中に、“もののけの森”と呼ばれる原生林の端を歩きました。





 この“もののけの森”の中を南下すると白駒湿原があり、北八ヶ岳の名峰が並ぶ山道に出るようです。



 白駒の池の縁を左回りに進みます。





 白駒池の周囲の針葉樹の木々は葉が茂っていますが、道沿いに山野草が育っている場所もありました。



 7月、8月ごろにゴゼンタチバナが咲いていた場所のようです。



 (ミヤマ)アキノキリンソウも少し育っています。

 約30分ほどで白駒池の北側に立っている山小屋の青苔荘(せいたいそう)まで進みます。この青苔荘は佐久穂町側になります。

 この山小屋の青苔荘は、冬でも営業しているそうです。冬の積雪の中で、深山を楽しめるようです。

 ここからは、白駒池の端を離れ、整備された木道を西に向かい、途中から北上し、白駒池駐車場に戻ります。

 興味深いのは、白駒池駐車場から白駒池の北側に立っている山小屋の青苔荘までは、よく整備された木道沿いに歩くために、観光バスでやって来た観光客風の方はごく普通の靴を履いています。

 これに対して、白駒荘側に進む方は、しっかりとした登山設備の格好をしています。お気楽な格好の方と、しっかりとした登山用の格好の方が混在します。

 この白駒池は人気の観光地のために、7月、8月は白駒池駐車場に入りきれない車が数10台以上、国道299線に並びます。大渋滞します。

 実は、7月に朝早く、白駒池駐車場にやって来たのですが、車が既に並んでいたので、諦めて帰りました(白駒池経由で、周囲の北八ヶ岳連山に上る方は早朝に出発するため、夜明けから混んでるようです)。

 最近の夏の白駒池は、人気がかなりある観光地です。