最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

芍薬とアリ

2024-04-26 | 小説
芍薬の蕾に小さなアリがたくさんついていました。
心配していましたが、これは芍薬とアリとの共存で、アリを駆除する必要はないのだとか。
芍薬には蜜腺があり、そこから蜜を出してアリをおびき寄せ、アブラムシなどの害虫から守ってもらっているのだそうです。
また、アリが蜜をなめることで、芍薬の固い蕾の開花が促されるとの記述もありました。
芍薬は甘い蜜をご馳走して、アリに手助けしてもらっているのですね。


芍薬にもあるという「蜜腺」ですが、アミの会のアンソロジー『捨てる』(文藝春秋)で「蜜腺」というタイトルの短編を書いています。
これが、アミの会の最初のアンソロジーです。

そして、来月発売のアミの会の最新アンソロジー『キッチンつれづれ』(光文社文庫)には、「離れ」というタイトルの短編が収録されています。
情報解禁になりましたので、写真をアップしますね。

――世界は世界はキッチンで回っている。――
インパクトのあるコピーも、レトロな雰囲気の装丁も、とても好きです。
【作品紹介より】
大崎梢、近藤史恵、永嶋恵美、新津きよみ、福田和代、松村比呂美、矢崎存美、福澤徹三。短編の名手8人が「台所」をテーマに競演。「ここだけのお金の使いかた」「おいしい旅」シリーズなど、続々重版中の人気ユニットによる全編書下ろし短篇集。
見本が届いたら、またご紹介させてください。


既刊本等はこちらにまとめています。
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