まりっぺのお気楽読書

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フランス王アンリ4世愛妾 シャルロッテ

2017-05-11 19:51:33 | 王の寵姫・愛妾
女スパイ団から派遣された愛妾
ソーヴェ男爵夫人 シャルロッテ・ド・ソーヴェ


1551〜1617/愛妾 1572〜1574

愛妾が50人以上いたという、アンリ4世。
以前ガブリエル・デストレをご紹介したのですが、他にもまだまだいるんだから!
ほんの一握りですがご紹介したいと思います。

まずはシャルロッテ・ド・ソーヴェです。
サンブラン男爵ジャック・ド・ボーヌの娘さんで、ものすごく美しかったらしい。
美しいので、カトリーヌ・ド・メディシスが主催する野外劇やバレエに参加したばかりか
悪名高い “ 遊撃隊(直訳)” というグループに属しておりました。

このグループは、カトリーヌ・ド・メディシスが美女ばかりを集めて結成しました。
スパイをしたり重要人物から情報を集めたり…というようなことをしていたらしい。
すごーい! フランス宮廷の美女スパイ軍団… 映画になりそうじゃない?

シャルロッテは18歳の時に、15歳以上年上のソーヴェ男爵と結婚しました。
彼はシャルル9世とアンリ3世の秘書を務めていて、シャルロッテは21歳の時には
政治の全てを把握していたということです。
         
シャルロッテは、マルゴがアンリ(4世)と結婚する時、カトリーヌ・ド・メディシスから
スカウトされて例のグループに正式入団(?)し、マルゴの侍女に任命されます。
これは、アンリ(4世)の愛妾になって、彼に影響力を及ぼすためでした。
まんまとひっかかっちゃうアンリ…

だけどさぁ、マルゴはカトリーヌ・ド・メディシスの娘だよ。
自分の娘の婿に愛人を送り込むとは… 娘の幸せより自分の権力維持かぁ…
マルゴは、他の女性との浮気は許せてもシャルロッテは許せん!と
「ママとソーヴェはグルになって夫を陥れようとしてる」と記しています。

マルゴの愛人ボニファスとココナスが、シャルル9世への反逆罪で処刑された時
シャルロッテが一枚かんでる、という評判がたちました。

アンリ(4世)は、マルゴのことを信用していたわけではないと思うけど
この件に関しては説得を受け入れたみたいで、シャルロッテに不信感を持ちました。

それからそれから…
将来共謀して権力の座を脅かしそうな二人の若者を敵対させとこう、と考えた
カトリーヌ・ド・メディシスの指令で、アランソン公フランソワの愛人になりました。
アランソン公はアンリ(4世)の親友だったのですが、恋のライバルとなってしまいました。

シャルロッテのことを妖婦よばわりしていたマルゴは
“ あの女が二人の嫉妬心を煽るから、二人はは大志も計画も忘れて
彼女のことに一生懸命になっちゃって… ” と日記に書いてますし
アンリ(4世)も友人への手紙に ”宮廷では妙な雰囲気で、誰もが私がアランソン公に
殺されればいいと思っている。今にも切り合いになりそうだ” と書いてます。 
カトリーヌ・ド・メディシスの作戦、大成功!

この活躍の間、シャルロッテはソーヴェ男爵と死別し、ノワールムティエ候と再婚してます。
他にもギーズ公アンリやエペルノン公の愛人になっています。
カトリーヌ・ド・メディシスの差し金でしょうか?
ギーズ公の暗殺の直前までブロワ城にいたらしい… これも作戦なのか?

1599年、アンリ4世がマルゴとの結婚の無効を訴えた時、シャルロッテも証人になりました。
これによってアンリ4世は晴れて独身に戻れたそうで、マルゴにしてみればどんな愛妾より
シャルロッテが憎たらしかったでしょうね。

おおいにカトリーヌ・ド・メディシスのお役にたったと思われるシャルロッテは
1617年、66歳の誕生日の日に亡くなりました。

(参考文献 Wikipedia英語版)

シャルロッテの大活躍が描いてある(かもしれない)
読んでみたいな!という方は下の画像をクリックしてね

 

映像で見たい方はこちら


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