万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

有馬温泉から六甲へ

2010年08月31日 | Weblog
 8/29音楽ライブが終わる少し前に私(住職)は神戸へ向かって出発いたしました。ライブのことも後ろ髪を引かれるような思いでの出発でした。
 29日夕から1拍2日で大学時代のサークルの同期会が有馬温泉で行われるからです。
 新神戸駅に7:30分に着き電車で有馬温泉に向かいました。夕食の懇親会には間に合わないから断っておきましたが、宴たけなわの中への到着でした。

 23時過ぎにやっと温泉に入ることができました。金泉と呼ばれている金茶色をしていて塩分の多いお湯です。如何にも皮膚や体に効能ありそうな感じがいたします。太閤秀吉がお気に入りだったようで何度も湯治に来た記録が残っています。

 翌日は有馬から長い長いロープウエイで六甲高原に登り散策しました。画像は展望台より
神戸の港を撮りました。阪神淡路震災から15年、神戸は見事に復興しています。
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寺で音楽2010at大三島 終了!

2010年08月30日 | Weblog
昨日、8月29日
中島千波画伯大ふすま奉納記念イベントVOL2
「寺で音楽2010at大三島」

無事終了しました!
暑い中、遠近各地からご来場いただきました皆さん、本当にありがとうございました。

定員150名を超える、大勢の方にご来山いただきました。
(見えにくい場所にお座りいただいた方、ご迷惑おかけしました)


ロス・コンドルスさん、そして二階堂和美さんともに素晴らしい演奏をいただき、
本堂は、熱気につつまれました。
こうしたライブとしては、かなり年齢層の高いイベントですが、
大変、盛り上がりました。
また、普段お寺に来られないような若い方々も大勢こられ、嬉しかったです。

「感動した」という声を多数聞き、本当に良かったと思いました。

ライブの模様は、近日改めて詳しくご報告します。



演奏いただいた
二階堂和美さん ピアニストの黒瀬さん、
ロス・コンドルスさん、
法話をいただいた加藤さん
PAの徳原さん、岡崎さん、

仏教婦人会の役員さんをはじめお世話いただいた皆さん、

ご来場いただきました、皆さん

本当にありがとうございました!


若院







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カラビンカ

2010年08月28日 | Weblog
 カラビンカ(kalavinka)とは漢字での音写は迦陵頻伽(かりょうびんが)と表記されて

います。得も言われぬきれいな声でさえずる鳥でヒマラヤの山中に生息しているとも云われ

ていますが、『阿弥陀経』中に極楽にいて常に美声でさえずっている6種類の鳥の中に見ら

れる鳥としてよく知られています。

 迦陵頻伽の翻訳名は好声、妙声、美音、美音言、好音鳥、妙音鳥などと訳されています。


 明日pm3:00より第2回となる本堂での音楽会が開かれます。音楽会のお知らせやポ

スターなどのイラストは法珠寺の加藤円正師が今回も健筆を奮ってくださいました。今回お

招きいたしました二階堂和美さんの歌声を加藤さんは迦陵頻伽のような歌声とイメージされ

たのでしょう迦陵頻伽が見事に描かれています。

 松山からのロス・コンドロスさん、中央でもご活躍の広島大竹の二階堂和美さんを迎えて

の音楽会が皆さんの心に残る集いでありますことを・・・・・。


 画像は私(住職)が20代の頃に一生懸命独習していたオカリナです。鵞鳥の子を意味し

ている土笛です。その素朴な音色に魅せられて独習しましたがいい加減な練習で宗次郎さん

のようには吹けませんでした。
 
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【8・29】 寺で音楽2010at大三島 

2010年08月26日 | Weblog
音楽会も、あと3日に迫りました。

既に、予約いただきました皆様ありがとうございます。
ご来場、こころからお待ちしております。
大阪や、高松からなど、ご遠方からもご予約いただきました!
道中、どうぞお気をつけてお越し下さい。


現在、120名余りのご予約をいただいています。
(本堂の広さから、定員は150名ほどです)

当日券も若干余裕がありそうですので、まだご予約いただいていないかたも、
是非、お越し下さい。
(当日券は、200円UPの2000円です)


二階堂和美さん、ロス・コンロスルさんの演奏
寺の者も楽しみにしています。

今回、二階堂さんのライブでは、ピアニストの黒瀬さんが演奏を担当くださいます。
春、今治でおこなわれたライブとはまた違う雰囲気になるかもしれません。
どうぞ、ご期待ください。

また、フライヤーのイラストを担当くださった 法珠寺の加藤圓正さんが、その解説も含め、
ミニ法話をしてくださいます。
加藤圓正さんは、前日(8/28)東京でおこなわれる
「誰そ彼(たそがれ)」http://www.taso.jp/
にも、妖怪トークで出演されます。
東京から帰山途中、大三島へ立ち寄ってもらう予定です。
こちらも、ご期待ください!




本堂は、空調完備です。が、来場者の入場の動きがおさまるまで、若干暑いかもしれませんので、
ご了承ください。



まだまだ、暑い日が続きますが、みなさまどうぞご自愛ください。


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河原のカンナ

2010年08月25日 | Weblog
 寺のある集落の中央部を流れている川を奥に入りますと、その河原にカンナが群生して咲いていました。もう盛はすぎていましたが、干天でも水の流れが絶えないせいでしょうカンナも他の草々も旺盛です。この河原には年中何かの花が群れて咲きます。誰かが河原に植えたものでもないようなのですが、菜の花、菖蒲、カラーなどなどが咲きます。

 カンナを牧野図鑑で引いてみて驚きました。かんな科に属していて「はなかんな」が正式名のようですが、他に一種「だんとく」と呼ばれる種があるのみで二種類しか属していないのです。「だんとく」と呼ばれていた花は江戸時代に到来して明治には絶えてしまったようです。「だんとく」とすれ違うように「はなかんな」が明治末年に到来して全国に広まったようです。

 外国で品種改良された「だんとく」が「カンナ」として明治時代に到来したのだろうと思いますが私が興味を持ちましたのは原生地がインドや東南アジアである「だんとく」にです。
 「だんとく」は漢字表記では「壇特」、「曇華」とも呼ばれています。
 仏教辞典には「壇特山」の項があり、お釈迦さまの前生譚の中に12年間修行された山であることが分かりました。カンナの原種と考えられる「だんとく」はお釈迦さまに関連した花であったことが知られたのです。

 
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ミニバラ

2010年08月22日 | Weblog
 干天続きで寺庭の植物は青息吐息の状態、朝夕の水やりも効きかねているようです。

百日紅だけは誇らしげに花枝を揺らしています。

 木陰に忘れられたように置かれているミニバラの鉢に赤い花が一輪咲いていました。直径

1.5㎝くらいの小さな花です。小さな小さな花ですが見いだした私に大きな力を与えてくれ

ているように感じられます。
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盆法座

2010年08月19日 | Weblog
8/18日(水)午前10時より「お盆法座」を営みました。
ここ数年恒例となっております、若院と住職が1席づつご法話をすることになっています。
 若院は「二種の回向」(にしゅのえこう)についてお話を進めて行きました。ご本典、教巻冒頭の
「謹んで浄土真宗を案ずるに、二種の回向(えこう)有り、一つには往相(おうそう)、二つには還相(げんそう)なり。往相の回向に就いて真実の教行信證有り」がご讃題に引かれました。
 お浄土に往生することも、お浄土から迷える衆生を救済するためにこの世界へ再び還えってくることも阿弥陀さまの懇切な御はたらきによることを伝えてくれました。
 阿弥陀さまの回向のはたらきをスポーツの試合での審判、アンパイヤーとレフリーとの違いでもって話していました。レフリーはどこまでも選手と一緒に行動し、一瞬も選手から目を離すことがない。そのように如来さまはいつでも、どこでも私とともに歩んでくださいますと・・・・。

 後席は住職の私がお取り次ぎに演台に立ちました。
讃題はお正信偈の「まさに如来如実の言(みこと)を信ずべし、よく喜愛の心を発(おこ)せば、煩悩を断ぜずして涅槃(ねはん)を得(う)」
 先日、広島平和公園での「原爆記念式典」に参列したことに関連して被爆死した兄綜智の本年は66回忌に当たることでもあり、兄の被爆から亡くなって行くまでのことをお話いたしました。
 父三智の当時の日記の記述(8/12ブログに紹介いたしました)について触れ、13才で人間としての命を終わったわが子綜智の死を「還相の菩薩」(げんそうのぼさつ)と数年後に受け取っていることを紹介させてもらいました。
 その記述には原爆を投下した米国のことも、無謀にも近い大戦を起こした日本のことについても全く触れていません。如来さまのご本願といのちの世界についてのみ記述されています。大悲の世界にはわれわれ人間にとっての善悪、損得、悲哀喜愛などすべてが取捨整理されることなく全てが忍受され、包みあげられていることをお話いたしました。

 画像は法座後皆様に呈した清食、冷やし素麺と西瓜。仏婦役員さんのお世話です。

 期せずしてお盆の法話は如来さまからの「回向」について二人とも語っていました。参詣のある方が、回向について「総論」と「各論」が聞けてよかったです。と、云ってくれた方があったのは嬉しいことです。

 それにしても毎日毎日残暑が厳しいことです。皆様十分にお気を付けください。お願いいたします。
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盆風景

2010年08月17日 | Weblog
 本堂での法要後境内に組まれたやぐらを中心に盆踊りが行われました。今年も扮装した踊り手が出たりで楽しい催しとなりました。
 どの地区もですがお盆行事の準備をし踊りのお世話をなさる地域婦人会の方々のご苦労はなみなみならぬものがあります。ご家庭のこともありますのにご苦労さまです。
 お盆の踊りは世界でも珍しいもので生きている者も亡くなった者も一緒に踊る踊りであると云うユニークさがあります。
 お盆の行事はよく知られているお釈迦さまの高弟目連尊者(もうくれんそんじゃ)とその母に起因しています。
 目連尊者が仏道が成じた時、そのお智慧で見えた母の姿は「餓鬼道」で苦しむ母でした。目連尊者は「なぜ母が、なぜ母が餓鬼道に!」自問自答を繰り返します。目連尊者は気づかれました。「わが母を餓鬼道に落とさしめたのは私でありました。私と云う子を育てるために母は餓鬼道に落ちる業をつくらなければならなかったのだ」と覚られたのです。
 その大いなる目覚めをされた目連尊者に母子ともに救われて行く道をお釈迦さまはお説きになられました。そのことが「盂蘭盆経」(うらぼんぎょう)に見ることができます。
 盆の踊りは目連尊者も餓鬼道の母も共に救われて行く喜びの踊りを意味していると云われています。仏法の教えは亡き人も今の私もともに喜び合う、ともにお陰様でしたと云い合うことのできることを教えてくださいます。
 このことはお盆の期間中だけと云うことではなくて、いつでもどこにいても、生死一如(しょうじいちにょ)、自他不二(じたふに)の世界に居らしていただいています。

 画像は境内の手水鉢に盆踊りのさんざめきが映っていました。
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平和の鐘

2010年08月17日 | Weblog
 本年は65回目の戦没者追弔法要です。65回目の終戦記念日です。勤行と法話が終わると全員合掌黙祷して鐘楼で子どもたちが撞く「平和の鐘」を聞きました。
 引き続いて口総地区合同盆法要を営みましたがこの頃には用意した椅子80席が埋まっていました。年々お参りの方が増えているように感じられます。
 
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お盆も終わりました

2010年08月17日 | Weblog
 今年は8月8日頃より新盆のお参りが始まり、13、14日がピークで15日に終えることができました。
 宗方地区の合同盆法要は14日pm7:00から、口総地区は15日pm7:00から戦没者追弔法要に続いて合同盆法要が営まれ、盆踊りが行われました。
 野々江、浦戸地区も15日に盆踊りが催されました。

 画像は万福寺本堂での戦没者追弔法要の模様。
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