今日は、お彼岸に合わせて永代経法要をお勤めしました。
本来なら門信徒集まってお参りする、一年で一番参詣の多い法要なのですが、新型コロナウイルスの影響を考え、寺の家族のみでお参りしました。
法話は住職によってなされました。
「手を洗う、ということが改めて重要になっていますが、私が若い頃、宗方の門徒さんのお宅に参ると、手洗い用の桶と手拭いが置いてありました。まず、それを用いることはなかったのですが、歩いて参っておった父や祖父は、この手桶で手や足を洗ってから仏間に入ったのでしょう。
私の祖父の里に参ったときのこと、祖父の兄がまだ健在で、衣をつけるとき、足袋を履いた後、一旦、必ず手を洗ってから、袈裟を付けていました。袈裟という法衣を触る前に、また経典を手にする際に、足袋を触れた手を一旦洗うということを習慣にしていたようなのです‥
足袋も洗っているので汚れているわけではないのですが、仏さまの教えを大切にする姿勢がそこに現れているように思います。」
南無阿弥陀仏